なぜ料理をする人のほうが味覚が良い?
ここからは私の想像になりますが・・・
家で料理をする人の味覚が良い理由は、
・「料理を作る」ことが味覚を良くする
というより、
・「料理を作る」⇒「その料理を食べる(味わう)」⇒「なぜ、この味になったのか原因を考える」⇒「(この味を参考にして)また次の料理を作る」
というサイクルを継続できていることが、味覚向上に良い影響を与えていると思います。
例えば、味噌汁を作ったとします。食べてみて、「おいしいけど、いつもより少し塩分が濃いなー」と感じます。そこで、「そういえば、今日から味噌の種類を変えたんだ」とか「味噌の量は、実は目分量で適当だけど、今日は多めに入れちゃったかも」など、作った人にしか分からない情報も踏まえて考察ができます。この味を参考に、翌日「味噌の量を少なめにしてみよう」と作り方を工夫して、改めて味わうことができます。この一連の流れを通じて、味について意識できることが、味覚向上に繋がっていると思います!
料理を作らず、ただ出された料理を食べている人は、そもそも細かい味の違いが分からない人も多いでしょうし、どうやってこの味を生み出しているか詳細には分からないので、味について深く考察することが難しいです。料理を作らず食べるだけの人は、答えのない問題集を解いているようなものです(そして、料理を作らない人は、問題を解こうとしない人が多いです)。
以前の記事「味覚を良くする方法を考える(その①)~ボンカレーとカリー屋カレーの違い、表現できますか?~」にて、「味覚を良くすること」は、「自分の色鉛筆の種類を増やす」ようなもの、と説明させていただきました。
この例でいうと、「料理を作ること」は、「様々な色を生み出すこと」であり、その色を出すためには、その方法(どの色と、どの色を混ぜるか、など)を理解・実践する必要があります。「料理は、求める色を出すために試行錯誤すること」とも言えますね。キレイな色を出すための、とっておきの隠し味がある方は素敵です^^。
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本日のまとめ
・よく料理を作る人は、味覚が良い
・今年は、少しでも料理が上達するよう頑張ります!
・料理は好きですが後片付けが苦手なのです・・・ごめんなさい言い訳でした。
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提供・味覚ステーション
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