あなたは、「和食」と「洋食」どっちが好きですか?

和食といえば・・・お味噌汁、刺身、天ぷら、肉じゃが、サバの味噌煮、などなど
洋食といえば・・・ハンバーグ、オムライス、ナポリタン、カツレツ、などなど

どっちも美味しそうですね!お腹すいてきました・・・

和食好きな人と、洋食好きな人は、どっちのほうが味覚が良いのでしょうか?気になります・・・
この質問に答えられる人は、世界中にもほとんどいないと思います。

今日は、日本味覚協会が主催した味覚イベントのアンケート結果から、「和食派」「洋食派」の味覚の違いについて調査しましたのでご報告します!

和食とは?洋食とは?

そもそも、和食ってなんでしょうか?カレーライスは和食?トンカツは?難しいですね・・・何を参考にすればよいのやら。

 

そういえば、2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのでした!

じゃあその時に登録された「和食」が具体的に何なのか分かれば、それを参考にできるかもしれません!
・・・と思って調べてみたところ、特に、具体的な料理が登録されたわけではありませんでした。

「お味噌汁」や「鯖の味噌煮」などの具体的な料理が登録されたのではなく、登録されたのは「和食をめぐる文化(日本人の伝統的な食文化)」なのです。

登録された「和食」の特徴として以下が挙げられています。
※参照:農林水産省HP

「和食」の4つの特徴

(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重

日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。

(2)健康的な食生活を支える栄養バランス

一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。

(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現

食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、季節感を楽しみます。

(4)正月などの年中行事との密接な関わり

日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。

 

というわけで、「和食」「洋食」を具体的に定義づけることはできないのですが、「和食」は上記の特徴を持つもの、と考えましょう!

下の図のようなイメージですね。