21位:銀閣寺/京都(→)
正式名称は慈照寺(じしょうじ)。もともとは室町幕府八代将軍、足利義政の山荘・東山殿として建てられた建物で、美意識の高かった義政が、生涯をかけて力を尽くし、簡素枯淡(かんそこたん)の美を追及し今の姿に造り上げました。
見どころのひとつが銀閣と呼ばれる観音殿。銀箔が貼られていたという説もありましたが、そのような痕跡は見つかっていません。銀閣の前に広がる錦鏡池(きんきょうち) を中心とした池泉回遊式庭園は、特別史跡、特別名勝に指定されている景勝地で、西芳寺(苔寺)の庭園を模したと言われています。
22位:小樽運河/北海道(↑)
全長1,140mの運河に沿って、石造りの倉庫や歴史的な建物が点在する光景はなんとも趣きがあります。石畳の散策路も整備されており、63基のガス燈が灯る夜はより一層ロマンチックな雰囲気に。散策を楽しんだあとは、小樽運河クルーズもおすすめ。異国情緒あふれる風景を、水の上から眺めるのもまたいい思い出になります。
23位:首里城/沖縄(↓)
琉球王国の国王ファミリーの居住地「王宮」で、王国統治の行政機関「首里王府」の本部でもあった場所。昭和20年(1945年)の沖縄戦で全焼しましたが、平成4年(1992年)に復元され、平成12年(2000年)には「琉球王国のグスク及び関連道産群」のひとつとして世界遺産に登録されました。標高120メートル~130メートルの小高い丘に広がり、「西のアザナ」からは慶良間諸島までを見渡す景色を楽しむことができます。
※2019年10月31日に発生した火災により、正殿をはじめとする主要な施設が焼失しました。復旧の目処は経っていませんが、首里城を含む首里城公園の敷地のうち約8割は見学が可能となっています。(2019年12月現在)
24位:近江町市場/石川(↑)
金沢市民の台所で、日本海でとれた新鮮な魚や青果などの食材を扱うお店から生活用品を扱う店舗まで約180店以上が並び、威勢のいい売り子さんの声がひびきます。
お土産の購入のほか、観光客に人気があるのは新鮮な海の幸をつかったお料理。とくに豪華な海鮮丼が人気で、SNSにも数多くの写真が投稿されています。人気の店舗は、休日のランチタイムとなると軒並み長い行列ができるので、なるべくゆっくり食事をしたい時は「近江町いちば館」2階のレストラン街へも足を運んでみて。
25位:仲見世通り/東京(↑)
「雷門」をくぐり宝蔵門までつづく参道「仲見世通り」。人形焼き、みたらし団子、大学いものお店など美味しそうなお店が並び、さまざまなグルメが楽しめ毎日がお祭り気分です。以前は食べ歩きOKでしたが、現在は食べ歩き禁止になっているので、お店のイートインスペースなどでいただくことになります。
多くのお店が連なる仲見世通りでも、とくに人気のグルメが、亀十の「どらやき」やあづまの「きびだんご」、浅草九重の「揚げまんじゅう」、雷門三定の「天ぷら」、与ろゐ屋の「ラーメン」。浅草寺の参拝前や参拝後においしいグルメをいただいてみてはいかがでしょうか。
26位:嚴島神社/広島(↓)
1996年12月に世界遺産に登録されました。瀬戸内海にそびえたつ大鳥居は宮島のシンボルとなっており、この美しい景色は宮城県の松島、京都府の天橋立と並んで日本三景のひとつに数えられています。海の女神、市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命が祀られており、航海安全、交通安全、家内安全、試験合格、商売繁盛、縁結びなど様々なご利益があります。
27位:金沢21世紀美術館/石川(↑)
兼六園のすぐ隣に建つ現代アートの美術館。ガラス張りの円盤形の建物の前に広がる開放的な芝生スペースは、金沢市民の憩いの場となっています。「金沢21世紀美術館」といえば、服を着たままプールにはいっているように見えるアート「スイミング・プール」がよく知られています。訪れたら思わず写真を撮りたくなりますよ。
展覧会ゾーン以外は無料なので、常設展示を楽しんだり、カフェやミュージアムショップを利用する際に気軽に立ち寄ることができます。
28位:アメ横/東京(↓)
威勢のいい声が飛び交う「アメ横」は激安ショッピングが楽しい横丁。ブランド化粧品が驚きの価格で手に入ったり、膨大な数のお菓子が所狭しと並ぶお菓子屋さんがあったりと、とにかく活気溢れる面白いスポットです。
そしてアメ横ではグルメも見逃せません!日本の懐かしい味や、異国情緒あふれる世界のグルメが味わえるその雰囲気は、どこかアジアの国を歩いているかのよう。
そんな異国の雰囲気をさらに加速させるのが、アメ横のランドマークである「アメ横センタービル」。とくに地下の食品売り場は、もう日本ではないかのよう。東南アジアの調味料や食材が並んでいたり、外国の言葉が飛び交っていたりと、なんともディープなスポットです。
28位:二条城/京都(↓)
国宝でもある豪壮な「二の丸御殿」と、旧桂宮御殿を移した「本丸御殿」からなります。二の丸御殿は江戸時代の武家風書院造りの代表的なもので、廊下を歩くと「キュッキュッ」と音がします。これは誰かが忍び込んだときにわかるようあえて音が鳴るようにしており、「ウグイス張り」と呼ばれます。
また二の丸御殿には3,000面以上の障壁画が遺され、そのうちの1,016面が国の重要文化財(絵画)に指定。国の名勝でもある「二の丸庭園」ほか「本丸庭園」、「清流園」の3つの庭園も要チェックです。
30位:明治神宮/東京(↓)
大正9年(1920年)に創建された神社で、明治天皇と昭憲皇太后を祀ります。東京ドーム15個分もの広大な境内は、ここが東京であることを忘れてしまいそうなほどに緑豊かで、神聖な空気に包まれています。本殿でのお参りと合わせて訪れたいのが「御苑」。ここにはパワースポットとして有名な「清政井(きよまさのいど)」があり、午前中に訪れるとよいと言われています。