自分でお金をコツコツと貯めて1億円の貯金を達成している人には、共通の生活習慣があります。「1億円の貯金なんて難しい」と思っている人も1億円貯めている人の生活習慣を取り入れることでお金が自然と残る体質になるかもしれません。

今回は、1億円貯めている人の生活習慣を3つ厳選して紹介します。

情報収集力が高い

買い物や投資などお金がかかる場面で比較検討するとき、「どれだけ情報収集をするか」によって手元に残るお金が変わってきます。例えば、毎日の買い物をする際「近所のスーパーを比較して少しでも安い価格で買う」という行動を取るにしても情報収集が必要です。しかし、自宅購入や投資といったより大きなお金が関係することに関しては、「難しいから……」とあまり比較検討をせずに購入を決めてしまう人も。

住宅ローンを組む際も現在の収入や貯金額を元に決めてしまうと危険です。将来子どもが増えた場合、育児休業や保育料の支払い、教育などで収入が目減りしたときに住宅ローンを支払えなくなってしまいかねません。投資の場合も面倒だから……と情報収集を怠って超低金利の預貯金にお金を眠らせてしまっていてはいつまで経ってもお金は増えないでしょう。

丁寧に情報を収集する人は、高利回りで財産を増やす投資方法を実践して着実に資産を増やしていく可能性が高まります。この差は、長期間になればなるほど大きくなるでしょう。

価格変動に敏感

価格変動をじっくりと観察して「本当にお得かどうか」に敏感なことも1億円を貯める人の生活習慣です。単純に「セール」といっても中には通常価格と変わらない商品もあります。本当にお得かどうかは、常に価格変動を確認して、いつもの価格相場はどれぐらいかを把握しなければ分かりません。本当にお得かどうかを判断できるだけの情報収集をしてそのセール品が本当にお得かどうかを見抜く目を養いましょう。

住居費を年収の15%に抑えて節約でも1億円貯まる

住宅費は、簡単に節約できない固定費です。子どものいる家庭で自宅を購入する際は、住宅ローンをできる限り年収の15%以内に抑えることで貯金1億円を達成しやすくなります。さらに教育費と住居費を合わせて年収の4割以内に抑えることを目標にしましょう。一般的、住宅ローンは年収の約3割程度が望ましいといわれていますがこの例は子どもがいない場合です。

子どもがいる場合は、教育費を考慮に入れなければならないことに注意しましょう。1億円の貯金を達成するためには、これまでの習慣を見直して、よりお金の貯まりやすい生活を送るように心がけてくださいね。

 
文・藤森みすず
大手Slerにてシステムエンジニアを経験後、フリーランスのライターに。FX・保険・不動産・フィンテックなど、金融に関する記事を多く手掛ける。

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