宮崎県の南エリアにある、人気観光スポット「都井岬(といみさき)」をご紹介!ここには国指定天然記念物である御崎馬がたくさんいるんですよ。九州唯一の登れる灯台やモデルコースのご紹介など、情報盛り沢山でお伝えします!

都井岬で野生馬に出会おう!

写真:藍ai

都井岬は、宮崎県の最南端にある岬です。その敷地面積は、なんと約550ヘクタール!!つまり、東京ドームが約110個分くらいの広さなんです。その敷地に、天然記念物にも指定されている「御崎馬(みさきうま)」が、ほぼ野生に近い状態で放し飼いにされており、自由に見学することができます。

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遊歩道が整備されているコースなどもありますが、車でドライブしているだけで、馬に出会えるというのが最大の人気のポイントです。頑張って登山したり、歩く必要もありません!

馬にとっては、都井岬の敷地は住処なので道路なんていう物は関係ありません。後述しますが、道路の真ん中をのんびり歩いていたり、通せんぼしていることも。そんな野生の馬に出会う機会は、なかなかないのではないでしょうか。

宮崎を代表する絶景スポット!

写真:藍ai

また、都井岬は絶景スポットとしても知られていて、宮崎県の観光雑誌の表紙になったり、郵便局が作成する切手の絵柄、郵便ハガキの絵柄に使われることがよくあります。それだけ写真映えするスポットなのです。ブルーの空と太平洋が見渡せ、その手前には野生の馬がいるという光景は、一度見たら忘れられないでしょう。

野生馬や絶景のほか、灯台などもあり、見どころの多さも魅力です。

都井岬ならではの面白体験

市内からも距離があり、野生馬が多くいる都井岬。そんな自然ならではの体験ができるのも魅力の一つです。

1. 発情してる!?生態が垣間見える

馬のオスと出会った時、ぜひオス特有の持ち物に注意して見て頂きたいです。時々、それが伸び縮みするのです。馬は、春から初夏にかけて出産・発情・妊娠を繰り返すそうなのですが、まさに発情していたのかなと…思う出来事でした。

筆者が行ったのは、3月末で春の時期だったのですが、馬の生態にご興味がある方は、春から初夏にかけて行かれると、なかなか見られない光景に出会えるでしょう。

2. 馬に通せんぼされて通れない!?

写真:藍ai

都井岬の山に入り込む道路の一部は、非常に狭く1車線しか道がありません。前の車がずっと止まっており、なぜ前進しないのか不思議に思っていると、道路に馬が3頭おり、通せんぼしていたのです。

そういう時はひたすら待つしかありません。クラクションを鳴らすなんてもってのほかです。馬に通せんぼされるという、貴重な体験が、都井岬ではできるかもしれないですよ。

都井岬の見どころとモデルコース

ここからは都井岬で人気の見どころと、訪れる際に参考にしてほしいおすすめの散策コースを順番にご紹介します。

写真:藍ai

1. 駒止の門

都井岬の入り口になります。まずはここで入場料(野生馬保護協力金)を払いましょう。パンフレットやポストカード等がもらえます。

2. 夕日の広場

写真:藍ai

ここの広場で車を停めて、御崎馬を見たり、絶景を楽しみましょう。筆者は、これまで都井岬を3回程訪れていますが、夕日の広場には5~10頭の馬がいて、一番馬を見かけることができています。

ただ馬は、牧草を食べるために山から降りてくるのですが、夕方はお腹いっぱいになって帰ってしまう可能性が高いです。3月の16時半頃に行った際はここで、馬を約10頭見られましたが、帰る頃の17時半には5頭くらいに減っていました。

3. 小松ヶ丘

写真:藍ai

体力に自信がある方は、夕日の広場で車を停めたまま、歩いて小松ヶ丘まで登りましょう。約10分ほど歩いて頂上まで登るのはなかなか大変ですが、絶景が待っています!

写真:藍ai