こんなワザが!知っておくべき「住宅ローン」のしくみ
住宅ローンの支払いは計画通りに進めていくのが基本ですが、先を見据え積極的に総返済額を減らす方法や、いざというときに助けになる方法もあるので、ぜひ知っておきましょう。
支払額を減らせる可能性がある「借り換え」
住宅ローンの「借り換え」とは、新たな金融機関で住宅ローンを組み直し、現在借りているローンを一括で返済することを言います。
借り換えによって得られる一番大きなメリットは、住宅ローンの総返済額を減らせる可能性があるという点です。残りの返済期間や残高にもよりますが、今よりも低い金利の住宅ローンに借り換えることができれば、返済額を減らせることがあります。
ほかにも10年固定、20年固定といった長期間の固定金利型の住宅ローンに切り替えたり、リフォームを一緒に検討することでリフォームローンを住宅ローンと一本化し、住宅ローンならではの低金利かつ長期間でリフォーム資金を調達したりと、さまざまな利点を享受できる可能性があります。
ただし、借り換え自体に手数料がかかるうえ、審査や口座変更などもろもろの手続きが必要となります。うまく使えば、メリットを生かすことができますが、返済の残りの期間と借り換えの条件を照らし合わせたときに、思ったほどの返済額低減効果を得られない場合もあるので注意しましょう。
支払期間を短縮できる「繰り上げ返済」
住宅ローンを長い期間で返済していくにあたり、「なるべく早く完済したい」「月々の返済額を減らしたい」と考えることもあるでしょう。そんなときに検討したいのが「繰り上げ返済」です。これは住宅ローンの返済期間中に毎月の返済額とは別にローンの一部を返済することを言います。
通常の返済では「元金+利息」が毎回の返済額となりますが、繰り上げ返済では支払った金額がそのまま元金の返済にあてられるので、本来支払うはずだった利息を軽減することができます。
一方、その効果を期待するあまり「繰り上げ返済」につぎ込み過ぎ、手元資金が不足してしまうこともよくあることです。またやり方によっては手数料がかかる場合もあるので、資金計画を見据えたうえで計画的に行うことが重要です。
「住宅」と「転職」のどちらを先に取るか?一番よい道を選ぼう
住宅購入と転職、どちらを先に行うべきかというのはさまざまなところで議論されています。基本的には、まず住宅購入が今本当に必要かどうか、その見極めを行うことが必要となります。
住む場所は賃貸物件などでやり過ごすことも可能です。一方、転職は本人の希望以外にも、さまざまな事情で余儀なくということも往々にして起こります。特に最近では、新型コロナウイルス感染症の影響で積極的に転職を考えている人も多いことでしょう。そういった意味では、転職を優先と考えるのが一般的です。
転職後に住宅購入の必要性を感じた場合に、購入可能な物件とその資金計画を考えるというのが無難な道と考えられます。ただし、物件との出会いもある意味タイミングであり、その出会いを重視するという考えもあります。バランスを考え、極力リスクを減らしたうえで、充実した生活を目指すことを心掛けましょう。
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