『M-1』にはフィットしなかった吉田たちだが、6分漫才なら本領を発揮できることを証明した形。優勝候補の一角といえるだろう。
Eブロック
ハンジロウvsザ・ぼんち
昨年のグランプリファイナリスト・ハンジロウに挑んだのは関西の人気コンビ・トット。『M-1』ラストイヤーから直行となったが、今回はここで姿を消すことになった。
第2試合では芸歴56年のザ・ぼんちが登場。昨年に続くベスト32進出だが、今年は『THE SECOND』的には新進気鋭といえるモグライダーに貫録勝ち。芝がのちにラジオで「ぼんちさんの後ではともしげがちょっと賢く見える」と語るほどの大爆発だった。
ハンジロウとザ・ぼんちは昨年の「32→16」の再戦となる。前回は「287-285」という僅差でハンジロウが勝っているが、果たして今年はどうなるか。
Fブロック
タモンズvs囲碁将棋
Fブロックはベスト32に3回進出のシャンプーハット、囲碁将棋、それに2回目となるツーナッカン、タモンズと『THE SECOND』における“常連組”がそろう組となった。
昨年ベスト4のタモンズはツーナッカンを粉砕、第1回大会で優勝したギャロップと準決勝で同得点の接戦を落とした囲碁将棋は「297点」という驚愕の大会最高得点でシャンプーハットを下し、ベスト16にコマを進めた。
タモンズと囲碁将棋といえば、いわずと知れた大宮ラクーンよしもと劇場の「大宮セブン」メンバー。中でもタモンズは「最後の売れ残り」と言われるが、囲碁将棋とて後輩に花を持たせるつもりはさらさらないだろう。熾烈な潰し合いが見られそうだ。
Gブロック
はりけ~んずvsヘンダーソン
Gブロックは関西の正統派漫才師・タナからイケダを下したはりけ~んずと、関東の伏兵・チャーミングに勝ったヘンダーソンのマッチアップ。
23年末の『M-1』敗者復活戦で大いに爪痕を残したヘンダーソンと、その『M-1』予選で長年MCをつとめてきた『M-1』予選の主・はりけ~んずは、ある意味で師弟とも親子ともいえる対決となった。