歌手の奥田民生と吉川晃司が新ユニット「Ooochie Koochie(オーチーコーチー)」を結成し、第1弾楽曲「GOLD」が2月26日に配信された。
奥田と吉川は広島県出身で1965年生まれの同学年。
ともに還暦を迎える2025年、故郷・広島に恩返しをするため、そして日本中を盛り上げるために活動をスタートさせたという。
2人は高校時代から地元で互いの存在を知っていたというが、話をするようになったのは、ここ数年の音楽フェスでの共演。
同郷とあって、会話を重ねるうちに意気投合し、飲み仲間として酒を酌み交わすようになり、「一緒に何か面白いことをやろう!」と約束したことが新ユニット結成に繋がったとか。
気になる楽曲の「GOLD」は、1970年代後半のディスコをイメージして制作。
歌詞では20歳前後ですでに東京で活動していた2人が、もし広島で過ごしていたら――という設定で描かれている。
同曲のリリースに続き、7月12日の広島グリーンアリーナ公演を皮切りに9月11日と12日の日本武道館2days公演まで全国7カ所8公演の全国ツアーも発表した。
「思わぬ大物同士のスーパーユニット結成とあって、早くも今年の『NHK紅白歌合戦』の目玉に浮上しています。各メディアの一報出しの際、奥田さんも吉川さんもコメントがないという異例の事態に。2人とも大物過ぎてコメントを出さなくても世間に十分なインパクトを与えることができるからでしょう」(音楽業界関係者)
奥田は1993年にボーカルを務めていた人気バンドUNICORNの解散後(2009年から活動再開)、94年にソロデビュー。
先日、30年前に行われたソロ公演のライブフィルム『tamio okuda TOUR“29-30”』が一夜限定で公開されたが、芸能ジャーナリストの平田昇二氏は語る。
「87年にデビューし、『Maybe Blue』や『大迷惑』、『すばらしい日々』などのヒット曲で知られる『UNICORN』は80年代後半のバンドブームを牽引する人気バンドの一つでした。バンド解散後、ソロアーティストとしてデビューした奥田さんは『愛のために』や『イージュー★ライダー』などがヒット。加えて、『PUFFY』のプロデュースや井上陽水さんとのコラボなども成功させて音楽シーンで存在感を放ちました」