▲ねぶた障子「津軽海峡 義経飛龍」

4枚の障子に描かた勇壮な絵は、源義経と武蔵坊弁慶。義経は実の兄源頼朝に追われ、平泉で命を落とします。しかし生き延びてさらに北海道を目指したとの “義経北行伝説” もあって、波しぶきを受けながら義経と弁慶が荒れ狂う津軽海峡を渡る緊迫した場面が描かれています。

▲天境立体ねぶた「東北の雄 阿弖流為(アテルイ)」

壁と天井の境から部屋にグイッと張り出すように設置されている立体的なねぶたは、幅3.2m、高さ1.4mの大きさ。東北地方の支配を強めようとする朝廷の軍勢に、果敢に抵抗したエミシ(蝦夷)の首長・阿弖流為(アテルイ)の姿を、迫真の構図で作り上げています。壮絶なドラマをソファーに座って間近から鑑賞できる、たいへん贅沢なひと時です。

|ねぶたの夢が見られそうなベッドルーム

小上がりにマットレスが敷かれたベッドルームもねぶた尽くし。この日は3名利用にしつらえてありました。

▲見る位置によってねぶた絵が変わる天井

ベッドルームの天井は、リビングから見ると義経の勇ましい表情。一方ベッドに横になって下から見上げると、義経が竜馬にまたがり津軽海峡を渡る様子が描かれています。

▲3名まで利用できます

小上がりにマットレスが敷かれ、べッドスローには南部地方に伝わる刺し子 “南部菱刺し” が施され、上質な雰囲気を添えています。

▲ヘッドボードにもねぶた絵が飾られます

▲天井の四隅にも四天王の勇猛な表情の立体ねぶたが飾られます

|跳人(ハネト)の衣装もそろいます

部屋には跳人専用の衣装も用意され、備品もねぶたをイメージ。徹底したこだわりが、ねぶたの世界観を作り上げています。

▲フルスペックの跳人衣装がそろいます

麦わらで作られた花笠は色とりどりの花で飾られ、客室でお祭さながらの跳人体験ができます。

▲衣装の着方説明もついています

跳ねやすいように短く作られた浴衣のほかに、足元まで垂らすオコシや、背中で大きなリボンのように結ぶたタスキなど、跳人特有の着こなしの解説もついています。