2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。

アンヌ遙香さん
アンヌ遙香
 TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。

 第26回となる本記事では、女同士の友情について考えます(以下、アンヌさんの寄稿)。

◆札幌に拠点を戻してからの“怒涛の一年”

 春は門出の時期、変化の時期。テレビ局やラジオ局は改編の時期。皆さんはどんな春になりそうですか。

 私が故郷札幌に拠点を戻したのは2024年春のこと。振り返れば怒涛の一年でした。

 札幌に愛犬と共に帰ってきたときは、まずは自分と大型犬リリーの生活空間を確保すべく実家の片付けから着手し、心身のコンディションを整えることが先決でした。

 まだまだ自分の未来が見通せない、まさしく五里霧中の状況。今所属している札幌のモデル、タレント事務所に入らせていただいたのが6月。

 TBS時代の私のことを覚えていてくれていて、絶対、できることがたくさんあるはずです!! と、一から私のマネジメントを引き受けてくれたのが、モデル事務所MODEAの責任者A女史です。A女史とは、初対面のときからウマがあうといいますか、初めて顔をあわせた瞬間から、ここで一緒に頑張らせていただこう、と決意させる、清潔さや芯の強さがありました。

 事務所運営そのものが女性中心だったというところにも非常に惹かれ、すぐにお世話になることを決めさせていただきましたが、文字通り東奔西走してもらえたことで今日の私があります。

◆海外生活よりも学びになったこと

アンヌ遙香
 TBSを退社して8年ほど、SNSもほとんどやっておらずにブランクしかなかった私でしたが、HBC(北海道放送)さんでの情報番組『今日ドキッ!』コメンテーターをスタート地点に、ありがたいことにフリーアナウンサーとしてのお仕事にお声がかかるようになりました。