このような流れを受け、大手ニュースメディアの担当者は、辻家関連のニュースの読まれ方について以下のように語っている。

「第5子妊娠発表の日にまず第一報を載せてだいぶ読まれたのですが、その後、夫・杉浦太陽の反応コメント、辻希美の動画書き起こし詳細、辻家4兄弟の反応、希空単体の感想コメントなどを掲載しましたが、一番反応が良かったのが希空単体の記事だったんで驚きました」

 つまり、読者の関心が「辻家の話題」から「希空個人の話題」にシフトしていることが見て取れたのだという。

「今のところ好意的な記事が多いですが今後、杉浦家に第5子が誕生したら、希空が兄弟の面倒を見るエピソードなどが、『ヤングケアラーでは?』みたいな話が出てきたりするかもしれませんね。それはそれで読まれそうです」(大手ニュースメディアの担当者)

 これまで、辻希美と杉浦太陽が家族の話題を提供していたが、現在は希空が「辻家ニュースの中心人物」になりつつある。たとえば、「単独の記事のほうが読まれやすい」「アパレル活動など個人での仕事が増えている」「『恋愛リアリティ番組出身』というキャッチーな肩書き」などの要素が重なり、「辻希美の娘」ではなく、「希空(のあ)」という名前が一つのブランドになりつつあるということだろう。

 特に「恋愛リアリティ番組」という身近な切り口から登場したことで、同じ二世タレントでも工藤静香と木村拓哉の次女、Kokiのような「親の影響が強い芸能界デビュー」とは異なり、視聴者の共感を得やすい形で芸能活動をスタートさせた点が特徴的だ。

「『今日好き』出演で若年層人気を取り込んだことに加えて、もともと辻希美さんのブログで存在を知っていた読者や顔出しなしで自作のお菓子を投稿していたインスタグラムアカウントの読者もファンになっているみたいです。『あの子がこんなに大きくなって…』という、まるで我が子の成長を見守るような気持ちだと言います。デビューして『実はだれだれの子ども』と明かす二世タレントというよりも、子役が大人になっていく過程をみるような浸透の仕方です」(芸能プロマネージャー)