「聖飢魔IIはデビュー時の公約通り1999年に解散しましたが、2005年に再集結。それ以降、5年ごとに再集結と解散を繰り返していますが、すでに解散時のメンバーからはギターのエース清水が離脱し、今回のツアーではギターのルーク篁が腱鞘炎などの治療中のためサポートメンバーを起用。ジャンルがヘビーメタルなので、いつまでも若い頃のようにできるわけがないということはメンバーも周囲も認めるところです。

 ただ、聖飢魔IIは再集結を繰り返すごとに雪だるま式に動員が増えており、前回ツアーのファイナル公演ではバンド史上最多動員を記録。このまま解散してしまうのはあまりに惜しい状況で、今回の40周年ツアーは全国18会場回るが、そのほとんどが土日祝日。悪魔といえども今後の活動は常に“体力や体調と相談しながら”ということになりそうです」(音楽ライター)

“年老いた悪魔”という設定も、それはそれで興味深いかもしれない。

(取材・文=木村之男)