◆デビュー目前ほやほやの新人

 ABEMAに限らず、各配信プラットフォームが競って新たなコンセプトの番組を制作している。それくらい恋愛リアリティ番組は飽和状態にある。ABEMA配信の『シャッフルアイランド』や『LOVE CATCHER Japan』など、手をかえ品をかえ、思いつき的な発想勝負の番組が量産されている。

 そのABEMAによる情報サイトABEMA TIMESで注目のインタビュー記事が掲載されていたのが気になった。取材対象者は、メディア初インタビューに臨んだ谷原七音。第37回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞した、デビュー目前ほやほやの新人である。

 同コンテスト審査中から、谷原七音は話題の人だった。谷原姓について、自分は谷原章介の息子であることを明かしていたからである。ABEMAインタビューでは、谷原章介の息子であることになんの葛藤もみいださず、「僕はそれも含めて自分の一部かなと捉えている」と臆することなく答えている。

◆谷原七音の度量

ABEMAのプレスリリースより
 いしだ壱成が実父だという出自を隠すこともない。目標とする俳優は、ジュノン出場経験がある菅田将暉だと答えているが、好きな作品は、『未成年』(TBS、1995年)。

 同作は、いしだ壱成と谷原章介が兄弟役を演じた、谷原七音にとっての父共演ドラマである。ふたりの息子として父たちのドラマに対して自然と好意を抱ける心根の人。二世俳優が七光りだとされることが多いが、谷原七音の場合はむしろ「生まれも僕はアイデンティティー」だと潔く捉えている。

 若干21歳の新人とは思えない度量ではないだろうか。そもそもジュノンコンテストには谷原章介に相談せず応募していたという。出場理由には「客観的にみた自分の注目度だけが一人歩きしてしまうと感じ、自分自身が成長しなくてはこの先何年も生き残っていけないと思ったから」と明記するくらいである。