2024年は、沢村一樹の長男である野村康太を最大の出世頭として、二世俳優が大躍進する黄金期だったと思う。

イケメン研究をライフワークとする“イケメン・サーチャー”こと、コラムニスト・加賀谷健が、俳優デビューに期待を込めて谷原七音を解説する。
◆若手俳優の活路はどこに?

初代ライダー俳優である藤岡弘の長男・藤岡真威人は、セガによるオリジナルキャラクターシリーズ「せが四郎」シリーズで俳優デビュー。主演ドラマ『ウイングマン』(テレビ東京、2024年)では、特撮ヒーローに憧れる主人公を演じた。最近では北大路欣也主演の『三屋清左衛門残日録』(日本映画専門チャンネル、2024年)で若侍を演じている。
SNSから注目を集めた駒木根葵汰も新春放送の『新・暴れん坊将軍』(テレビ朝日)で松平健演じる徳川吉宗の次男を演じた。若手俳優の活路は意外と時代劇がトレンドなのかしら。駒木根が新原泰佑とW主演した『25時、赤坂で』(テレビ東京、2024年)や『パーフェクトプロポーズ』(フジテレビ、2024年)の野村康太など、民放、配信オリジナル問わずBLドラマも新人が腕を試す試金石。あるいは、駒木根や高橋文哉を輩出した恋愛リアリティ番組『オオカミ』シリーズ(ABEMA)も活路としては今や定番か。