みんなで克服・治療しよう!対人恐怖症の接し方1

【壁を作らない】

対人恐怖症の接し方1つ目は、壁を作らないことです。

対人恐怖症を抱えているのが家族、友人、恋人、同僚の誰であっても、壁を作らないという方法は必須事項です。普通の人と同じように話しかけたり、会話したりすればいいのです。

実際に会話できるか、人と接することができるかは、対人恐怖症である本人の判断に任せましょう。その上で本人が症状の克服を望んでいるなら、手を貸してあげればいいのです。

みんなで克服・治療しよう!対人恐怖症の接し方2

【対人恐怖症を理解する】

対人恐怖症の接し方2つ目は、対人恐怖症という病気そのものを理解することです。

対人恐怖症という病名を知らなければ、「ものすごくシャイな人」「すぐ顔が赤くなったり、口調がどもったりする人」という認識しかありません。

それは対人恐怖症についてわかっておらず、患者本人の苦しみも理解していないということ。患者を心配する心があるなら、まずは対人恐怖症について勉強しましょう。

病気の本質を理解しようとする姿勢は、必ず患者本人に誠意として伝わります。克服に向けての、大きな励みとなるでしょう。

みんなで克服・治療しよう!対人恐怖症の接し方3

【何者でも受け入れる覚悟をもつ】

対人恐怖症の接し方3つ目は、患者が何者でも受け入れる覚悟をもつことです。

自分の子供が対人恐怖症になったら見捨てるという親はまずいないでしょう。しかし心配が裏目に出て、「将来どうする気なの?」などと、プレッシャーを与えがちにもなります。

対人恐怖症を克服できようともできなくとも、自分にとって患者が大切な人であることを伝えてあげましょう。それだけで患者は受け入れられていると安心し、克服に向けて頑張ろうと思うでしょう。

みんなで克服・治療しよう!対人恐怖症の接し方4

【否定しない】

対人恐怖症の接し方4つ目は、対人恐怖症を否定しないことです。

対人恐怖症の人に限らず、社会生活では言い方ひとつで感情が左右される面が多々あります。伝える方法を変えると、人間関係が円滑に進むことはよくある話です。

対人恐怖症の人が勇気をもって何か発言したら、決してその意見を否定しないようにしましょう。仕事でどうしてもノーと言わなければならない場合は、「いい考えですね。でも、こうしたらもっとよくなりますよ。」という風に、いったん意見を受け入れましょう。

対人恐怖症だからと言って、接し方に特別な方法を取り入れる必要はありません。とにかく普通の態度で接していきましょう。

対人恐怖症は克服できる!一人で苦しまないで。

対人恐怖症はいつまでも続くものではありません。本人に克服しようとする気概や根性があれば、いつかきっと治るはずです。

克服のためには、本人の努力だけでなく、まわりの理解も必要です。一人で苦しむことはありません。誰かに相談して、早く克服できるといいですね。