対人恐怖症の治し方を知ろう!克服・治療方法1

【対人恐怖症について知る】

対人恐怖症の治し方1つ目は、対人恐怖症について知ることです。

対人恐怖症という病名を知っている人ならいざ知らず、知らない人にとっては、「心理的・精神的に弱い人」「なよなよした人」といった目で見られがちです。

いわば、白い目で見られているようなものです。そんな目で見られては、当然のことながら人と接しようという気力もなくなります。

人にわかってもらおうと思うなら、まずは自分が対人恐怖症についてしっかり勉強する必要があります。それこそ人に説明できるようになるくらいです。

知らないものだから、なおさら恐怖を感じるのです。症状が出た時の対応方法、症状が出る原因などを知っておくことは、病気に立ち向かう勇気も与えてくれます。

対人恐怖症の治し方を知ろう!克服・治療方法2

【専門家に相談する】

対人恐怖症の治し方1つ目は、専門家に相談することです。

対人恐怖症は心理的な問題が影響しているので、自分で治そうとする気概は必要ですが、早い治療を目指すなら、やはり専門家の力を借りるのが一番です。

受診するのは心療内科ですが、心療内科と聞くと、抵抗を感じる人も少なくはないでしょう。

しかし、症状が比較的軽い段階で治療を受け、早い段階で対人恐怖症を克服するには、最初の第一歩が肝心です。

そんな患者たちの心理に配慮して、病院側は名前でなく番号で呼ぶ、電話でのカウンセリングを受け付けるなどの処置がとられています。

自分一人で悩んでいても何も解決しません。専門家に相談し、自分の症状と向き合っていくことで、少しずつ克服できる自信がついてくるでしょう。

対人恐怖症の治し方を知ろう!克服・治療方法3

【原因を探る】

対人恐怖症の治し方3つ目は、原因を探ることです。

知識があれば、何らかの対処をすることができます。表面的な症状だけを薬で治したとしても、いつまでも原因がわからないままでは、根本的な解決にはなりません。

対人恐怖症を根本から克服するには、原因を改善する必要があるのです。

原因を探ろうとしても、「自分は本当に何も悪くない」「悪いのは全部他人だ!」と思うこともあるでしょう。そんな時は、その感情をもった自分をまず受け入れてあげてください。

「仕方がない」と諦めるわけではないですが、いったん冷静に感情を受けとめると、自然と見えてくる現実があります。

対人恐怖症の治し方を知ろう!克服・治療方法4

【性格の捉え方を変えてみる】

対人恐怖症の治し方4つ目は、性格の捉え方を変えてみることです。

性格は二面性があります。捉え方によっては長所にも短所にもなり得ます。対人恐怖症の人は、自身の性格を短所の意味で捉える傾向があります。

そこで、性格をポジティブに捉えるクセをつけてみましょう。

たとえば、「緊張して言葉が出て来なくなる」のであれば、「無口でクール」とカッコよく捉え、「心配性である」なら、「何事に対しても用心深い」と捉えてみるのです。

このクセづけは、「自分がなぜ性格を悪い面で捉えるようになったのか」という、原因を追究することにもつながります。対人恐怖症の治療をしていく上では大切な取り組みと言えます。

対人恐怖症の治し方を知ろう!克服・治療方法5

【克服過程を日記のようにつけてみる】

対人恐怖症の治し方5つ目は、克服過程を日記のようにつけてみることです。

克服過程を可視化することで、自分が対人恐怖症という病気をどう考えているのか、どんな方法が治療に適しているかがわかってきます。

もしかすると、対人恐怖症を克服したいと思っていないことが判明するかもしれません。

人間は今自分がどのような状況に置かれていたとしても、現状維持を望む傾向があります。それがたとえ、自分の望む状態でなかったとしてもです。

まずは日記をつけることで、「対人恐怖症を克服したいかどうか」を確認するようにしましょう。日記をつけ続けられるのであれば、すでに克服への一歩を踏み出していると考えていいでしょう。