納豆といえば、言わずと知れた健康食品ですよね。発酵食品の代表としても知られる納豆ですが、「本当に健康に良いの?」「毎日食べても良いの?」など、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は納豆、ただの発酵食品なだけではなく、他にはない特殊な効果があるんです! ただし、食べる時の注意点もあり。今回は、納豆の効果について研究結果を基に解説します。後半では、意外と知られていないデメリットや、効果的な食べ方もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
◆納豆の驚くべき3つの効果

日本で行われた研究を参考にすると、納豆を食べることで以下3つの効果が期待できます。(※1)
・腸内の良い細菌を増やす効果
・便通の回数や質を良くする効果
・体重や体脂肪の減少を促進する効果
特に注目したいのは、整腸作用による便通の促進! 研究参加者の方が「2週間」「1日1パック」の納豆を摂取しただけで便通が改善しました(便の形状や回数など)。
納豆菌には、腸内に元から住んでいる良い細菌を増やす作用があります。そのおかげで腸が活性化され、便通にも繋がるんですね!
◆納豆菌は腸まで届きやすいのが良い所
納豆菌の1番の特徴は「強さ」にあります。他の細菌に比べて「酸素」「熱」「酸」によって死滅しにくいのです。たとえば、ヨーグルトに多く入っている乳酸菌は、酸に弱いため胃酸によって死滅してしまうことが多いです。
しかし、納豆菌は胞子と呼ばれる「自分を守るためのガード」を持っているので、胃酸から身を守ることが可能! そのおかげで腸まで生きたまま到達できるのです。
そして、腸に届いた納豆菌は、糖(多糖類)を分解する力を持っています。糖が分解されると、オリゴ糖と呼ばれる物質が作られ、それらがビフィズス菌などの良い細菌を増やしてくれるのです。