◆姓名判断で「大大吉」になる名前をプレゼント

絆那ちゃん
つながりを表す「絆」と、「美しい」や「ゆったりしている」の意味を持つ「那」を採用
 名前は、行きの車内で決めていた「絆那」に決定。漢字は、帰りの車内で決めました。

「ハチワレの白い部分は『鼻の形』そのものだし、点々模様はまるで鼻の穴……。そこで冗談として『名前は“鼻”』と言うと、妻が『そんなの可哀想(笑)』と真剣に考え込んでから、“はんな”の名前を提案してくれたんです」

 chat noirさんは、自分たちの姓を合わせて姓名判断を実施。「大大吉」になる名前を贈ったのです。

絆那ちゃん
 お迎え後、絆那ちゃんは折り畳みのラウンドケージでしばらく過ごしてから、リビングを自由に散策するように。生活拠点が2階であるため、階段前には柵を設置して事故を防止しました。

 たっぷり愛情を注がれた絆那ちゃんは、奥さんの部屋着の袖でチュパチュパ吸うのが日課になったとか。

絆那ちゃん
チュパチュパ中
「袖がベチョベチョに濡れている妻の姿を何度も目にしました。チュッチュされている妻は、とても幸せそうでしたね(笑)」

 かわいいチュパチュパが減ったのは、生後7カ月目の頃。きっかけは生後3カ月の乙ちゃんを迎えたことでした。

乙ちゃん
同居猫の乙ちゃん
「ひとりっ子時代、絆那ちゃんはとにかくやんちゃで遊び盛りでした。寝るまえに遊んでも、夜中には大騒ぎ。人間が寝てしまったら、ひとりで遊ぶしかないのが可哀想に思えて、妹猫を探し始めたんです」

◆新たに迎えた同居猫に“お姉ちゃん風”を吹かす日々

絆那ちゃんと乙ちゃん
 同居猫となった乙ちゃんはもともと、別のお宅の飼い猫が生んだ子猫でした。

 元飼い主さんは大家さんに内緒で猫を飼っていたものの(当然ですが、契約上の問題だけでなく、猫のためにも真似してはいけませんよ!)、あえなく見つかります。

 どうしようもなくなった元飼い主さんは、乙ちゃんを遺棄。しかし心が痛み、「捨ててしまったので保護してほしい」と動物保護団体に連絡をしたことで、3日後になんとか保護された……。それがchat noirさんたちと出会うまでの乙ちゃんの経緯です。