――取材していてマミさんは察し上手な印象を受けたのですが、そういう経緯があったんですね。

◆行動してみたら、新しい自分を発見できた

――そうした出会いによって、人生観や価値観に変化はありましたか?

マミ:これまでは、友達であっても人と話す時には「1対1じゃないと話せない」って思い込んでたんです。だから大人数で話すときはいつも輪の中に入れなくて。でも、実際に友達がたくさんできたら、実は自分が思い込んでいただけで、そんなことないということがわかって、新しい自分を発見できたなと思えました。

早いテンポで話すノリのいい集団だと聞き取れないことがあるかもしれないんですけど、私の周りにいる友人の集まりって、1人が話してるとその人の話をちゃんと聞いてくれる人が多いんですよ。だから自分も入っていけるなという実感があります。

――マミさんの周りにはきっと、マミさんを含め、思いやりのある方々が集まっているんですね。

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恋人でも家族でも友人同士でも、良い関係を築く上で相手への思いやりは欠かせません。自身の発達障害の特性を理解しているからこそ相手への配慮をしたい、というマミさんの心構えは本当に素敵だと思いました。大切な仲間たちに恵まれ、苦手だと思っていたことを克服し、気持ちを伝え合える今の恋人にも出会えた。そんな大きな幸せを手に入れたきっかけは、マミさんの行動であり心構えでした。

婚活をしながら「相手にありのままの自分を受け入れてほしい」と思う方は多いです。気持ちはとてもわかります。でも、「その分、自分は相手への気遣いができているか?」と、改めてご自身に問いかけてみてほしいと思います。

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