◆お互いの障がいの特性を、あらかじめ想像できる

――現在の恋人とは、お互いの障がいについてどのタイミングで打ち明けましたか? どんな経緯があってお付き合いに発展したのでしょうか?

手をつなぐ男女 カップル 夫婦 恋人
マミ:障がいについては、お互いIRODORIのプロフィール欄にどんな障がいがあるか書いてあったんです。私は発達障害でASDとADHDなのですが、彼も発達障害があると書いてあって、メッセージの段階でお互いの障がいについて軽く話しました。

私も彼も、その発達障害ならこういう特性があるかもしれないなっていうのが、日頃から同じ障がいの人たちと接していてなんとなくわかるので、あえて色々質問しようっていう感じにはならなかったですね。

アプリのメッセージのやりとりをしていて楽しかったので、2〜3週間くらいして実際に会うことになり、お付き合いすることになりました。

◆恋人と一緒に「乗り越えてきたこと」は

――お2人の関係を築く上で、障がいによって何か、乗り越えなければならないことはありましたか?

マミ:私はマルチタスクがすごく苦手なんです。だから、やらなくてはいけないことが増えると心配ごとが増えて、相手に寄り添う余裕がなくなってしまうんです。

でも、彼は思いやりがあって、きちんと気持ちを伝えるとそれに応えてくれます。例えば、こういうふうに言ってほしいと伝えると、それをしっかり言葉にしてくれる。

落ち込む
――婚活では、自分が思ってることを言わずに相手に期待をして、相手がそれに応えてくれないと嫌な気持ちになって上手くいかない……という人も多いんですよ。マミさんみたいに自分の気持ちを素直に伝えて、2人で解決できる関係ってすごくいいなと思いました。マミさん自身、コミュニケーションにおいて、工夫していることはありますか?

マミ:やっぱり私は察するのが苦手なので、はっきり言ってほしいし、自分もはっきり伝えたいんですよね。