甲子の日(きのえねのひ)
約60日に一度訪れる吉日の一つ。
物事をスタートさせるのに適した日。
とくに長く続けたいことを始めるのに適した日と言われています。
ちなみに90年以上の歴史を持つ兵庫県の甲子園は、1924年甲子の年に完成。
「60年に一度の縁起のいい年」ということと「甲子にスタートしたことは長く続く」ということから、縁起を担いで「甲子園」と名づけられました。
己巳の日(つちのとみのひ)
こちらも約60日に一度訪れる吉日の一つ。
弁財天の縁日で金運アップの日。
新しい財布を買う・使い始める、貯金をする、お金を有意義に動かすことに適した日。
庚申の日(こうしんのひ)
約60日に一度訪れる吉日の一つ。
平安時代に中国から伝わった「庚申信仰」が起源。
人間には生まれたときから3匹の虫がついており、この3匹は人が死なない限り自由になれないため、隙を見ては天帝(閻魔大王のこと)に人間の悪事を報告して寿命を縮めてもらおうとたくらんでいる。
ただ、この3匹の虫は人間が寝ない限り活動できないため、人間は庚申の日を設け、この日は寝ずに神に祈りを捧げたり、みんなで集まって騒いだりした。
これが祭りの起源になったという説もあります。
そこからこの日は人間関係をよくする日とも言われており、友人と食事に行ったり、親しくなりたい人を誘ったりして親交を深めるのに適しています。
金運アップにいい日
お金に関する日がいい日というのもあります。
それが「寅の日(とらのひ)」と「巳の日(みのひ)」。これらの日は、以下のようなお金に関するアクションに適した日です。
- お財布を新調する
- 銀行口座の開設
- 貯金をする
- お金を有意義に動かす
- 投資する
- 宝くじを購入する
寅の日
1ヶ月に約2~3日あり、12日ごとにめぐってきます。
寅は金色の毛を持つことから、昔から金運の象徴とされているのと、「寅は千里を行って千里を帰る」(これは寅のパワフルさを表現しているだけではなく、母寅が子寅を思い、千里の道もその日のうちに帰ってくるという意味もある)と言われることから、旅行運や家族運も高まる日ともされています。
巳の日(みのひ)
寅の日同様、1ヶ月に約2~3日あり、12日ごとにめぐってきます。
「巳」とは蛇のこと。蛇は脱皮を繰り返すことから「生まれ変わり」の象徴、昔から縁起のいい生き物です。
さらには弁財天の使いであると言われていることから、「巳の日」は金運や健康長寿の日とも言われるようになりました。
谷口令(たにぐち・れい)
風水心理カウンセラー。一般社団法人風水心理カウンセリング協会代表理事。学習院女子短期大学卒業後、東京海上、IBM、レナウンなどでキャリアを積むかたわら、20代はじめに風水気学の大家、宮田武明氏と出会う。方位学、家相学、筆跡学、観相・人相学など研鑽を重ねて独立し、心理学をプラスした独自のメソッドを構築。風水歴43年、国内外に1万人以上の顧客を持つ。風水スクールより1000名以上の卒業生を輩出。
【こちらの記事もおすすめ】
>財布にSuicaは入れない、カードは1枚のみーーお金の神様と上手く付き合う方法
>なぜ自分のためにお金を使うと「お金が増える」のか?
>「もったいない」「安いから買った」??その行動でお金が入らなくなる?
>お金を貯めたいなら財布選びで意識したい「風水」
>なぜ「限定」に弱い女子はお金が貯まらないのか?