日本史上で初めて武士階級として一揆を起こした室町時代の人物・蓮田兵衛(大泉)の姿を描いた作品で、共演にはなにわ男子・長尾謙杜、松本若菜、柄本明、北村一輝、堤真一などが名を連ねる。
鑑賞済みのネットユーザーからは「見応えがある」「大泉さんがめちゃくちゃかっこいい」「大泉さんや堤さんも渋くていいけど、長尾くんの存在感もすごかった」といった声が続出中だ。
興収の面では、先行上映を含む累計興収が1億8,000万円を超えたところと伝えられている。直近の大泉主演映画『ディア・ファミリー』(24年)が、初日から3日間で興収2億5600万円、その前の主演作『月の満ち欠け』(22年)は先行公開からの4日間で興収3億5300万円だったことを踏まえると、『室町無頼』は心もとないスタートとなった。
菅田将暉×宮藤官九郎『サンセット・サンライズ』、トップ10圏外スタート
今回、ほかにトップ10入りした新作はナシ。上映開始から5週目でも『室町無頼』を上回る6位を獲ったアニメ映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』(24年12月20日公開)は、1月20日、動員100万人、興収15億を突破したと発表され、今後は監督を務めた藤森雅也氏や音楽担当の馬飼野康二氏が登壇するトーク付き上映会(東京・新宿ピカデリー)も予定されている。
一方、菅田将暉主演で1月17日に封切られた『サンセット・サンライズ』はトップ10圏外スタート。『あゝ、荒野』(17年)や『正欲』(23年)で知られる岸善幸監督が人気脚本家・宮藤官九郎氏とタッグを組んだ『サンセット・サンライズ』は、小説家・楡周平氏の同題作品を実写化。
菅田は直近だと『Cloud クラウド』(24年)で主演し、同作は初週末のランキングで7位に入っていたが、『サンセット・サンライズ』は初週から圏外となった。とはいえ、菅田は『あゝ、荒野』でも主演(ヤン・イクチュンとダブル主演)しており、こちらもトップ10圏外スタートだったが評価され、同作で「第41回日本アカデミー賞」の最優秀主演男優賞を受賞。『サンセット・サンライズ』も、これから評価がついてくるかもしれない。