もし、身に覚えのない引き落としがあった場合の対処方法

(画像提供:伸樹 櫻田/stock.adobe.com)

念入りに注意を払っていても、不正利用の被害は誰にでも起きる可能性があると心得ておきましょう。

しかし、クレジットカードと同様、デビットカードでも不正利用の被害にあった場合には補償措置を受けることができます。そういった面で現金より安心と言えます。万が一、身に覚えのない引き落としがあった場合、どのような行動を取ればいいのでしょうか。

カード発行会社に連絡する

不正利用に気づいたら、まずは利用しているカードの発行会社・銀行に電話して利用を停止してもらいましょう。まずは不正利用の拡大を止めることが先決です。

紛失・盗難や緊急の用件は、どの会社も24時間受付しています。窓口の電話番号はカードの裏面やホームページ、カード申込時の利用案内などから確認できます。

警察に届出をする

カードの紛失・盗難による不正利用が疑われる場合は、警察に連絡をしましょう。この連絡はあくまでも紛失・盗難の届出。不正利用に関する被害届ではありません。デビットカードの場合、不正利用の被害者はあくまで「カード発行会社」という扱いになり、被害届を出せるのは「カード発行会社」なのです。

ただし、不正利用による損害に対する補償措置を受けるには、警察への届出が必要になることがほとんどなので、なるべく早く最寄りの警察に相談しましょう。

カード発行会社から届く届出書に記入・返送する

カード発行会社からの電話での聞き取りに答えたり、届出書に必要事項を記入したりして、カード発行会社の調査に協力しましょう。

補償内容や期間は無制限というわけではなく、カード発行会社により異なります。故意または重大な過失による損害や補償期間外の損害の場合など、補償対象とはならないケースもあるので、詳しくはホームページや規約などを確認しましょう。

より安全にデビットカードの利用を

デビットカードの不正利用を未然に防ぐための対処方法は、比較的すぐに取り組めるものばかりです。この対処方法も決して完璧ではなく、その上をいく犯罪がいつ発生するかもわかりません。

それでも日ごろから取り組むことで、万が一被害に遭ったときに被害を最小限に抑える効果が期待されます。また、被害に合ったことにいち早く気づくことができ、対応に向けて早く行動することができるでしょう。

デビットカードは、その利便性と現金に近い感覚での決済が可能といった意味でも、今後もっと浸透していく可能性があります。その利便性を活かすためにも、デビットカードに潜む危険性を理解し、より安全な使用への理解を深めていきましょう。

提供・UpU

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