結婚する気がない、パートナーがいない……などさまざまな理由で迎えることとなるかもしれない「お一人様老後」。将来どこに住めば良いのか、選択肢を3つ紹介します。それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。

選択肢1 マイホームを購入する

ある程度安定的な年収や貯金がある、という場合にはマイホームを考えるのも良いでしょう。

住宅購入のメリット

  • 自分の所有物となる
  • 「持ち家」となるので精神的に安定できる
  • 好きなようにリフォームができる

住宅購入のデメリット

  • 住宅ローン返済の不安
  • 毎年の固定資産税の支払い
  • 隣人トラブルなどがあったときにすぐには引っ越しできない

選択肢2 賃貸で済み続ける

マイホームとして良いと思える物件がないのなら、賃貸で済み続けるという選択肢もあるでしょう。

賃貸のメリット

  • 不測の事態が起こったときに住み替えしやすい
  • ローンを組む必要がない 引っ越しに関してのフットワークの軽さが人気の賃貸。気にいらなければすぐに住み替えができるので、飽き性の人にもぴったりでしょう。

    賃貸のデメリット

  • 自分の城が持てない

  • 生活に合わせてリフォームできない また、年齢が上がるほど、新たに賃貸契約を結ぶことが難しくなるという可能性もあるかもしれません。

    選択肢3 実家に居すわる

    兄弟がいない場合や、兄弟が既にマイホームを持っている場合は、実家に居すわるという手もあります。現在実家に住んでいるというアラフォー女性なら一番に考える選択肢かもしれませんね。

    実家に住むメリット

  • 親が亡くなる前にローンが支払い終わるなら金銭面の心配はゼロ

  • 住み慣れた場所なので土地勘や使い勝手に困ることはない 家賃がかからないため、相続税さえ支払えば自分の所有物となるのはうれしいポイントです。

    実家に住むデメリット

  • リフォーム費用がかかる 自分が老後を迎えるときにはかなりの築年数が経っているはずです。水回りや壁など、ある程度のリフォームが必要となるとそれなりの費用がかかるでしょう。

    早すぎることはない!今から将来の住む場所を考えよう

    将来の住む家を考えたとき、「損か得か」ではなく今後どのような生活をしたいかという方向性をはっきりとさせることも大切です。また、お一人様を選んだ場合、自分の収入だけで老後の生活を維持する必要があるので、なるべく貯金額を減らさずに済むような道を選ぶというのもポイントになってくるでしょう。

    文・中原佳子(ファイナンシャルプランナー)

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