そこで彼氏に「親が詮索してくる。早く結婚したい」と伝えたところ、しばらくしてプロポーズしてくれたのです。お付き合いから半年前後でのスピード婚でした。
◆条件検索をやめたら逆に、条件に合う人と出会えた
美咲さんに婚活を振り返ってもらい、何が最も効果があったのか教えてもらいました。
「条件で相手を見るのをやめたこと」だそうです。
これは、頭で分かっていたとしても、実際にマッチングサービスを利用しながら実行するのはとても難しいと思います。
お互いの年齢を知らずに知り合い惹かれ合って、結果的に10歳年上の男性と交際する可能性はあるかもしれないけれど、最初から「10歳年下の女性と付き合いたい」と申し込みしてくる年上男性のことは不快に感じるでしょう。
条件を妥協しようということではありません。「品定めしない人間になる」ということなのです。己の損得で自分に近づいてくる相手や、不躾(ぶしつけ)に品定めしてくる相手がいれば、本能的に「利用されそう」と思って避けたくなるでしょう。
なお、結婚したお相手男性は、結婚相談所で婚活していた時の条件が全て当てはまる理想の人だったそうです。
美咲さんの苦しい婚活体験談が誰かの希望になると嬉しいです。
末永いお幸せを願っております。
<取材・文&写真/菊乃>
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<取材・文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt