エシャロットとは?
①ベルギー・エシャロットという野菜
エシャロットとは、正式名称はベルギー・エシャロットといい、ユリ科の玉ねぎの仲間です。見た目も玉ねぎに似ていますが、色は紫玉ねぎのように紫がかっており、辛味も少ないのが特徴です。
西洋ではよく料理に使われる野菜で、特にフランス料理には欠かせないとも言われています。香りはやや強く、ニンニクに似た香りをしていますが、ニンニクよりも弱めです。
②ほとんどのものが輸入品
現在日本に流通しているベルギー・エシャロットのうち、ほとんどが輸入品です。日本では専用に育てている農家が少ないため、国産のエシャロットというものはほとんど流通していません。
輸入品が日本に入ってくるシーズンはなく、通年通して手に入ります。安定して輸入できるため、国産で作らなくてもまかなえる野菜と言えます。名前にベルギーが入っている通り、主な輸入元はベルギー、またはオランダです。
③エシャレットとは別物なので注意
日本のスーパーでは、よくエシャレットという名前の野菜が売られています。エシャロットに似ていますが、この二つは全くの別物で、エシャレットは生食用のラッキョウの一種です。
エシャロットが玉ねぎのような野菜なのに対し、エシャレットはラッキョウを土寄せ栽培し、若いうちに採取した野菜になります。なおエシャレットという名前は、エシャロットに似ているから名付けられたものです。
④似た野菜で代用もできる
エシャロットは日本のスーパーに流通していない場合もあり、簡単には手に入らないこともあります。そんな時は、似ている特徴を持った別の野菜で代用もできます。特に少量しか使わない場合は、代用品がおすすめですよ!
エシャロットによく似ている玉ねぎの他、ネギやラッキョウといった日本に馴染みのある野菜で代用できます。もし作りたい料理にエシャロットを使わなければならない場合は、別の食材を使って代用してみましょう!
【野菜編】エシャロットの代用品3選
①玉ねぎ
1つ目は玉ねぎです。ベルギー・エシャロットは見た目も中身も玉ねぎに似ており、特に色合いは紫玉ねぎによく似ています。玉ねぎ、または紫玉ねぎを代用品にするのがおすすめです。
ただし、エシャロットは玉ねぎより辛味が弱くマイルドな味わいなので、生でそのまま使うより水にさらして辛味を抜くのがおすすめです。辛いのが苦手な方は注意しましょう。新玉ねぎは甘いので、そのままでも代用できますよ!
②ネギ
2つ目はネギです。日本の野菜で定番のネギは、そのまま調理したり薬味にしたりと活用の幅が広く、エシャロットの代用品にもなります。玉ねぎよりも更に独特の香りが楽しめます。
エシャロットの代わりに使う場合は、白髪ネギにするのがポイントです。ネギの白く太い部分だけを細切りにし、一度氷水に浸すと、シャキシャキの食感になりますよ!ネギも辛味が強いので、苦手な方は注意してくださいね。
③ラッキョウ
3つ目はラッキョウです。スーパーなどではシーズンになると野菜としてラッキョウが売られていますが、エシャロットの代用品にするなら漬物のラッキョウでも問題ありません。
独特のポリポリとした食感や香りなどは、少量であればエシャロットの代わりになります。酢漬けの味や風味が料理の邪魔になる場合もあるので、使い方には注意しましょう。気になる場合は水に漬けておくと、ある程度味が抜けるのでおすすめです。