掃除後に、スプレーするだけで汚れがつきにくくなる「コーティング剤(親水コート・撥水コート)」が人気です。次の掃除が簡単になるものの、効果が長く続くものではないので、こまめに塗り直す手間が増えることに。また、建具の隙間や枠(凹凸)にシリコーンが詰まり白いカスになる場合も。

【やってはいけない掃除】
14位:カビ取り剤の上からこする

片付けのプロが教える「やってはいけない掃除」ベスト18! 100均の結露防止シートは絶対NG?の画像19
ゴムは傷みやすいのでこすり洗いNG!(C)maki_organize

 カビ取り剤をつけてそのままブラシで強くこするのはNG。こすることで、カビの胞子が飛びます。また、ゴムパッキンやコーキングの上からこすると素材が傷んでしまいます。カビ汚れがひどいときは「カビ取り剤でパック」してから、約20〜30分置いて水で流せばOK。それでもカビが残る場合は、翌日、翌々日と同じ作業を繰り返します。

【やってはいけない掃除】
15位:説明書を読まないまま、お風呂に防カビ剤を使用

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黒カビが多くプラスチックは黄ばんでいます

 お風呂掃除の後に「防カビ剤」をする方も多いと思いましが、メーカーによっては「防カビ剤は使用しないでください (水や湿気に反応して発生するガスにより、金属の腐食、ゴムの劣化で水漏れの原因になります)」との説明があることも。お風呂全体に霧になった洗剤が付着するため、黄ばんでしまったという声もあるそう。自宅の「お風呂の説明書」と「商品の説明書」をしっかり読んで確認すると◎。

家の寿命を伸ばすなら「優しいお手入れ」

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マジックリンの泡パックで「頑固汚れ」を浮かす(C)maki_organize

 上記内容のほかにも、材質と洗剤の種類による「使用不可」はたくさんあります。お掃除をする前に、自宅の「取扱説明書」と洗剤の「使い方」をしっかり確認することで、家の寿命を延ばすことが可能。

 ただ、家が新しいほど優しいお手入れで済みますが、築年数がたっていたり先住人の扱い方によっては「汚れが頑固」になるので、その時は「強めの洗剤でパック」「スチームで汚れを浮かす」などの手入れが必要になります。