「分解掃除」をしすぎると、故障するリスクが増えます。筆者の失敗談は、水道の蛇口、トイレの換気扇、トイレタンクです。写真の蛇口は、何度も分解したので壊れてしまい「交換費用」が高くつきました。この経験から、細かいところはスルーするよう頑張っています。

【やってはいけない掃除】
10位:油汚れに強い「セスキ炭酸ソーダ」をアルミ素材に使用

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アルミ塗装が剥げてしまったシロッコファン(C)maki_organize

 換気扇やガスコンロの油汚れに強い「セスキ炭酸ソーダ」も、アルミ、銅、真鍮(しんちゅう)製品や表面加工品には使用NG。換気扇のシロッコファンは、アルミ製が多いので変色や色ムラがおきます。まずは、「換気扇の説明書」をしっかり読んで、その家にあった洗剤で洗いましょう。

【やってはいけない掃除】
11位:お風呂の床の「ゴシゴシ洗い」

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たわし、ナイロンスポンジは使わないほうが長持ち(C)maki_organize

 昔のお風呂はタイル貼りが多かったので、「こすり洗い」ができました。今はほとんど塗膜加工を施しているので、優しく洗うように推奨されています。カビが出やすいゴムパッキンやコーキングも、強い力を加えると削れます。なお、10年を超えると塗膜の効果が薄れます。中古マンションのような築年数の古い物件なら「再生塗装」「剥離清掃」「リフォーム」など、プロの修繕を検討すると良いです。

【やってはいけない掃除】
12位:アルコール液でフローリングや家具を拭く

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食卓テーブル(ニス)や冷蔵庫室内(潤滑剤)もNG(C)maki_organize

 ウイルスを除去するために、アルコール除菌スプレーでサッシやドアノブを拭いていませんか? 建具の素材、塗装の種類、プラスチックの種類によって変色する恐れが。アルコール除菌剤は、「建具表面の艶加工」を落とします。アクリル素材、フローリング(ワックス)、家具(ニス)、液晶画面(テレビ・パソコン)は基本的にNG。アルコール除菌スプレーの注意書きを、確認すると安心です。

【やってはいけない掃除】
13位:水回りの「コーティング」

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すでにコーティング加工があるなら不要(C)maki_organize