境内散策も楽しもう
1人ずついただける「疫病退散」護摩木に願いを書いて奉納した後は、境内を自由に散策することができ、五重塔を間近で見ることもできます。「本長谷寺」は天武天皇の勅願によって始めにここに建てられた精舎です。奈良に来ると古代の歴史を身近に感じて、ちょっとゾクゾクします。
また、自然を感じる境内の散策はとても気持ちがいいです。筆者が訪れた際には、彼岸花があちこちに咲いていました。マスクを外してしばし深呼吸です。
長谷寺の塔頭「法起院」
長谷寺から徒歩5分ほど、門前町のお店が並ぶ途中に長谷寺の塔頭「法起院」があります。塔頭とは弟子たちが僧をしのんで建てた小院のことで、墓所でもあります。こちらの「法起院」は、長谷寺の十一面観世音菩薩を作り、西国三十三か所の生みの親といわれている「徳道上人」が隠棲していた場所です。
小さなお寺ですが、境内には見どころも多く、のんびりとお参りできます。徳道上人が法起菩薩と化して去ったという伝説があるのですが、その時に登ったと言われる松の木と、靴を脱いだとされる石を見ることができます。
「葉がき」の葉の字の元となったとされる「多羅葉」の木もあります。インドではかつて、この木の葉っぱの裏に字を書いたとされており、それが日本に由来したと言われています。ここでは本物の葉っぱに直に字を書くこともできます。
病魔退散を願って
その昔、疫病が流行ると人々は神仏に救いをもとめ手を合わせました。それに習い、改めて今「コロナ退散」をしっかりと願う人が増えています。今度訪れる時は、十一面観世音菩薩にお礼参りができることを願って。
提供:トリップノート
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