◆父親もケーキ屋、22歳でパリへ修行に
――22歳で進路に悩まれたんですね。
小住「はい。それでケーキ屋を営んでいる父親にその話をしたら『一回、ケーキ屋で働いてみたらどうか』と言われたんです。父親のその言葉を聞いているうちに、それもありかなと考えるようになって『それならパリに行ってお菓子を作ろう』とパリに行きました」
――「ケーキ屋で働く」からいきなりパリ!!!
小住「まわりからはめちゃくちゃとめられました。『普通に就職すればいいじゃん』とか『なんで22歳でそんなことをするのか』とか。僕はサッカーをずっとやってきたので、『自分からサッカーをとったら何も残らない』という焦りもあったと思います。何か自分に残すものを作りたい、と反対をおしきってパリに行きました」