◆「40代は結婚すべき」世間の固定観念をなくしたい

木下ココさん
――40歳という年齢を境に、ライフイベントともいわれている恋愛や結婚に焦りを感じる人もいるかと思います。木下さんはそれに関して、どのように考えていますか?

木下:歳を重ねるごとに昔ほど遊びたい気持ちがなくなり、気づいたら家で犬とゴロゴロしてしまうことが増えました。守りに入っているつもりではなく、生活のなかで安定のパーセンテージが高まるということだと思います。だからこそ、自分でドキドキやワクワクを作っていくことは大切ですよね。

それぞれの楽しみ方をシェアできたらいいですよね。それは恋愛に限る必要はないと思います。

――年を重ねていくにつれて「何歳にみえてるかな?」と気になり始めたり、どうしても攻めより守りのスタンスになっていくような気がします。歳を重ねることをネガティブに捉えてしまう人は多いのかなと。

木下:老いに関して、女性同士が「劣化しちゃったよね」と言い合うのってもったいないですよね。誰もが必ず歳をとるので、努力していることをお互いに認め合うほうがいいのかなと。恐怖を抱くのではなくポジティブに受け止めることが正解だと私は思っています。