◆同世代の現マネージャーとの出会い

20代の頃の木下さん
20代の頃の木下さん
――40歳を節目に事務所を移籍したきっかけは?

木下:ダンスやライフスタイルの発信など、新しい活動を積極的にしていきたいと思っていた頃、のちに私のマネージャーさんとなるエイベックス・マネジメントの出先孝美さん(通称・ポロコさん)と出会いました。そのとき、すごく考え方に共感したんです。

ポロコ:私もココちゃんと同じで、40歳を迎えたばかりでした。私にとって40歳というのは、人生の半分ゴール!! みたいな衝撃があって、今までとは違う心もちがしました。

意識していた分、40歳になる前はコロナが流行し始めたこともあり……40代は30代以上にもっと楽しいと思える年にしたくて、アラフォー美容やライフスタイルなどについて、ネットで検索していました。そしたら偶然木下さんを知り合いに紹介していただき、2022年の10月に彼女に初めて会いました。

――生きてきた時代が同じという共通点があったのですね。お互いの初めの印象はいかがでしたか?

木下:まず、ポロコさんのパワフルで裏表のないはっきりとした人柄に惹かれました。私が再スタートするなら、まさにこういうマネージャーさんがいいなと思ったんですよ。

私も同じように、30代最後なのにこのまま終わってしまっていいのかという気持ちはありましたが、40代に入って落ち着いて終わらせたくないという気持ちがありました。40代にチャレンジする人がいてもいいのではないかと。

ポロコ:彼女のSNSをみると、すてきなインテリアの家で犬3匹と過ごしていて、しかも体形や美容にも気をつかって管理していてプロ根性を感じました。また活躍を見てみたい!と思いました!

ココちゃんんは“一生現役”といったら大袈裟かもしれませんが、それくらい、まずは表現者であることを大切にしている人だと思っています。

――年齢だけでなく、フィーリングも合っていたんですね。

木下:小室ファミリーを聞いて育った世代なこともあって(笑)、カラオケで同じ歌を歌ったり、ファッションの趣味が似ていたり。それに、私たちの世代は熱くパワフルな人が多くて!! そういうフィーリングの部分も合うんです。

ポロコ:本当! パワフルですよ。平原綾香さんの『Jupiter』という曲に「夢を失うよりも悲しいことは自分を信じてあげられないこと」という歌詞があるのですが、この歌詞が伝えているように、年齢を気にしながら何かをするって何かを失ってしまう気がします。年を重ねることに希望を持てたり、前向きでいられるような発信ができたらいいですね。