◆カウンセラーの元で治療の日々
カウンセラーさんと話す中で、古賀さんは「人前でみっともない部分を見せてはいけない」という思いが強すぎて、「具合が悪くなったらどうしよう」という不安を強めてしまうのだろうということが分かってきました。
「カウンセラーの先生に、また同じような状況になってしまったらどうしようと不安で仕方がないと話すと、『この世の中、まったく同じ条件で同じことが起こることは絶対にない』と言われました。確かに、同じメンバーが電車に乗り合わせることも、わたしの具合も、全部条件が違いますよね。けれど人はそれをパターン化してしまい、似たような状況に遭遇すると、嫌な出来事を思い出してしまうそうなのです」