◆病気で毎日吐いていた母の姿を思い出す

「そういえばわたしは学生時代、母が更年期でメニエール病を発症し、毎日吐いて寝込む母のお世話をしていました。そのときの嫌な思い出で、吐くことへの強い嫌悪感につながっていたのかもしれないと気づきました」

昔の記憶がもうひとつの原因?
 少しずつ、自分の考えが凝り固まっていることや、思い込んでいることが分かってきた古賀さん。不安になりすぎることで起こっていたパニックも、少しずつ収まってきたようです。

「『心配の9割は起こらない』という言葉がすごく心に残りました。電車でパニックになりそうなときには『大丈夫、あれ以来一度も吐いてない』『不安の9割は起こらない』と心で唱えると、ほんの少しずつですが、ラクになるようになりました」