しかし、玉木代表による墓参りが大平家側の不興を買っていたことはあまり知られていないようだ。

「玉木さんが墓参りをしたことを知った大平家側の関係者は“ウチとは何の関係もないはずなのになんで墓参りなんかしているのか”と不快感を示していました」(永田町関係者)

 玉木代表はこれまでメディアのインタビューなどで大平家とは「遠い縁戚関係にある」などと説明してきた。にもかかわらず、なぜ不快感を示されるのかと、新潮は疑問を抱いた。

 今回、新潮が玉木家、大平家側双方に取材をしたが、どちらの側も親戚関係について「分からない」との回答ばかりだったという。

 そこで大平元首相の孫で、玉木を応援している渡辺満子に話を聞くと、次のような説明をしてくれたそうである。

「大平元首相の次男の妻が遠藤さんという家の次女である。この次女の妹である三女が香川出身で大蔵官僚の邊見(へんみ)さんと結婚した。玉木代表の父の姉の長女(つまり玉木代表のいとこ)が邊見家に嫁いだ」

 故に親戚関係だというのだが……。

 この点について玉木事務所に聞くと、「渡辺さんからすでに回答している」との返事が返ってきたという。

 しかし、これだけではあまりにもあいまいだと考え、新潮はさらに取材を進めたところ、ついに邊見家の親族から「答え」が得られたそうだ。その親族によると、

「玉木さんの父親の姉が邊見孝一郎という人に嫁いでいます」

 そして、この孝一郎氏の弟・敬三郎氏という人物が大平元首相の次男の奥さんの妹と結婚しているのだという。

「つまり、玉木代表の父親の姉の夫の弟のところに、大平元首相の次男の奥さんの妹が嫁いでいる、ということだ。言い換えれば、玉木代表の伯母の義弟の配偶者が大平元首相の次男の義妹ということになる。言い換えてもややこしさは変わらない。親戚をアピールするにしては、あまりに遠過ぎる」(デイリー新潮11月06日)

 新潮はこう書いている