出演女優がピカピカと輝いているときのティム・バートンは、演出も冴え渡っています。案の定、ヘレナ・ボナム・カーターと別れた後のティム・バートンは、モニカ・ベルッチと交際しているそうです。私生活での感情やテンションが、そのまま作品に反映されるのがティム・バートンの世界です。ある意味、とても自分に正直なクリエイターなんだなぁと思います。

 ヘレナ・ボナム・カーターが恐ろしい暴君を演じている『アリス・イン・ワンダーランド』も、ティム・バートンの当時の潜在意識がリアルに投影された作品なのかもしれません。