「そんなつもりはなかった」は悪意のごまかし

何か揉めたときに、「そういうつもりじゃない」と返す人がいます。

たとえば、相手の態度があまりにも横柄だったときに、私が「ああいう感じは寂しいです」と伝えたとします。

そんなときに、「ごめんね」ではなく「そんなつもりじゃなかった」と返す人。案外多いものです。

でもこれ、「そんな風に受け取るあなたが悪い」としか聞こえません。「伝えよう」「受け取ろう」「相手を知ろう」という育む姿勢の欠如でしかない。

むしろ、重症です。

なぜなら、自分の中の悪意をごまかす最高の言葉だからです。

本当に「そんなつもりがなかった」なら、なぜそう伝わったのかを知りたいと思いませんか? ただ突っぱねるのは、「じつは、そんなつもりだった」という、一番見たくない部分から目を背けているだけ。

こういう人に限って、「いつも誤解される」と、さらにごまかしを重ねます。

「そんなつもりはない」と言ったら、恋愛もビジネスもおしまいです。私はもう一緒にいたくないです。

育む「ポイント」を消されるからです。

「そんなつもりがないんだったら、仕方がない」と、自分自身を言い聞かせてしまう。ただただ「我慢」になってしまう。

それって、「いい人間関係の誤解」なんです。

純粋な気持ちを邪魔する小さなプライド

だから、好きなのに伝わらないとしたら、やましさがあるのです。

自分の小さなプライドです。

自分が好きなのに受け入れてもらえなかったら傷つく。

だから、自分からは好きだとは伝えたくない。「内側」の自分の気持ちより「外側」ばかりを向いて、「自分だけは傷つきたくない」という勝ち負けの戦いをしているのです。

本当に「そういうつもりはない」なら、本質が伝わるように努力する。

大好きなら、できるだけその好意が伝わるように努力する。

知りたいという気持ち。わかり合いたいという気持ち。

ここにやましさがないならば、本当に純粋に相手に伝わるように、表現を相手に合わせられるはず。

自分は変えない! お前が変われ! 私が正しい! お前が認めろ! 

ほとんどの人が持っている設定だと思います。まずは最小単位である自分自身、そして男女間のコミュニケーション。

これが構築できると、女性らしく稼げます。愛もお金もついてきます。

(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

藤本さきこ(ふじもと・さきこ)
株式会社ラデスペリテ代表取締役。累計3万人以上を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家。4人の子を持つシングルマザーでありながら実業家としても活躍。1日10万アクセスを誇るパワーブロガーとしても知られる。友人と共同創業した「petite la' deux(プティラドゥ)」は実店舗からネットショップへ変更。布ナプキンや化粧品、香油、ハンドメイド雑貨で年商3億円を超える。

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