10. 十和田湖(青森)
青森県と秋田県にまたがり、奥入瀬渓流とともに青森を代表する特別名勝・十和田湖。コバルトブルーの美しい湖で、周囲は約47km、水深は約326.8mあり日本で第3位の深さを誇ります。十和田湖は標高400mほどの場所に位置するので、真夏でも高原のような冷んやりとした空気感の中で過ごせるのも魅力です。
標高1,000mほどの御鼻部山展望台まで足を運べばさらに涼しく、十和田湖とその周辺の自然豊かな風景を大パノラマで眺められるのでおすすめ。また湖上では、遊覧船、ボートツアー、カヌーツアーなどもあり、涼しさも感じつつ楽しい体験もできますよ。
11. 龍泉洞(岩手)
岩泉町にある鍾乳洞。洞内に住むコウモリとともに、国の天然記念物にも指定されています。洞内の総延長はわかっている部分で3,600mあり、そのうち700mを公開。現在も調査は進んでおり、総延長は5,000m以上と推定されています。洞内の照明をLED化することにより、より幻想的な世界を演出しています。
龍泉洞は、”ドラゴンブルー”と呼ばれる世界有数の透明度を誇る青い地底湖が有名です。8つある地底湖のうち3つが公開されており、第3地底湖は水深98m、非公開の第4地底湖は水深120mと日本一の深さを誇ります。神秘的にライトアップされた地底湖は、吸い込まれそうなほど美しい青さ。
洞内は年間を通して、10℃前後と低めの気温となっています。夏場だとかなり肌寒く感じるので、長袖の上着などを持って訪れるようにしてくださいね。
12. 秋保大滝(宮城)
那智の滝、華厳の滝と並んで、日本三大瀑布の一つに数えられる秋保大滝。国の名勝に指定されているほか、日本の滝百選にも選ばれています。名取川の全流が一気に落ち込むため、水量と共にすさまじい轟音が周囲にも響き渡ることで有名。落差55m、幅6mで流れ落ちる迫力ある名瀑です。
滝を正面から見渡せる滝見台もありますが、そこから山道を下って20分ほどで、滝つぼ近くまで降りることができるので、体力に余裕がある方はこちらもおすすめ。すさまじい轟音と水しぶきがかかるので、全身で涼しさを体感できます。