事例3:第一種で自宅外から大学に通う場合
それでは進学で実家を離れる場合どうなるでしょうか。国公立大学に通う場合、上限の5万1,000円を選んだとして、年間では61万2,000円の貸与となります。国立大学の授業料は年額53万5,800円ですから十分にまかなえますが、家賃や生活費もここから捻出するのは厳しいと言えます。
また私立大学に通う場合、上限の6万4,000円を選んだとして年間76万8,000円の貸与です。私立大学の授業料の平均年額は90万4,146円ですから、約14万円の不足となります。
自宅外から通う場合、家賃や食費、光熱費などもかかります。この中でも大きな割合を占めるのが家賃です。できるだけ安く済ませたい人は、学生寮やシェアハウスなどに入居することを検討してもいいでしょう。
クラブ・サークルによっては、地方遠征やイベントの参加費が高額な場合も
大学でクラブやサークルに入った場合、その活動費がかかってきます。奨学金の使い道にクラブやサークルの費用を含めたい人は、その分も含めて貸与月額を決めるようにしましょう。ただし、あくまで奨学金は借りているだけなので、後々の返済のことも忘れないでおきましょう。
奨学金の貸与月額はよく検討を
今回紹介したように、国公立か私立か、自宅通学か自宅外通学かといった条件の違いによって、最適な貸与月額は変わってきます。奨学金の貸与月額は、自身の状況や大学で何をしたいか、それらをしっかり整理したうえで決めるのがいいでしょう。
奨学金だけで足りず、親からの支援も厳しいとなった場合、アルバイトなどで補填する必要が出てきます。アルバイトをするにしても本来の目的である学業に影響が出ないように働き、実のある大学生活を送れるよう心がけましょう。
提供・UpU
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