時流と真っ向から相対する精神を、マイペースに継承し続ける天理教。そうした精神が根付いているがゆえ、近年起こった大阪地震や西日本豪雨に、われさきにと見返り求めずボランティアに向かう信者がたくさんいます。

 あの有名なスーパーボランティアじいちゃんだけが、崇められる存在ではないのです。天理教の人たちは、もっと昔から、ずっとずっと頑張っているんだから! みんな! もっと褒めてあげて!

 一方、やっぱりクーラーの効いた部屋でスーファミをやっていたい子どもだったわたしは、1年に1回だけそのボランティア精神に触れ我が身を省みるくらいでちょうどいい、と思うのでありました。

(文・写真:有屋町はる)


「天理教のツマ、『宗教合宿』2泊3日潜入記」バックナンバー

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■(第3話)喜捨精神、奉仕の心、“宗教あるある”に翻弄された私
■(第4話)“天理教ド素人”の私が、たった2日で「仕上がった」!?
■(第5話)天理教「潜入」2泊3日、“私”の信心が「急激に冷めたワケ」