正直悔しい部分はあるが、今芸人を続けている人たちを見ると、明らかにレベルが違う。僕が芸人を辞めるのは必然だったのだろう。もちろん今でも芸人を続けていればとかもう一度やりたいという気持ちはあるが、第一線で活躍できるとは思えないのが本音。だから大好きな芸人を諦めるのだ。まさに橋本さんがやろうとしていた「お笑いを諦める為にお笑いの道へ進んだ」状態。なんて皮肉な現実なのだ。
とまあネガティブな感情はこのくらいにして、どんな仕事も恥ずかしいなんてことはない。本気でなりたいと思い、ちゃんと努力してその道を目指せば、誰になんと言われようと関係ないのだ。言いたい奴には言わせておけばいい。人の悪口を口に出す奴より、自分の夢を口に出せるやつの方が何倍も素敵だ。そして一番大切なのは続けること。辞めた僕がいうのだから間違いない。どんな仕事でも継続することが一番難しく、そして継続することが一番成長に繋がるのだ。だから諦めず夢を一生追いかけて欲しい。もちろん無理はせず。
そういえばお笑い芸人に本気でなりたいと言ったときに、母親から言われた言葉を思い出した。
「あんたみたいな暗い人間がなれるわけないだろ」
なかなかハードボイルドな母ちゃんだ。