◆糖質とたんぱく質の新常識とは

ダイエットにおける食事内容として、無視できないのが糖質とたんぱく質。糖質制限をしてたんぱく質を多く摂取すれば成功!というのは大間違い。まず「極端に糖質制限をしてしまうと、脂肪がつきやすい身体になる」さらに「むやみに糖質オフすると老ける」とこちらも悪循環。

糖質というのはエネルギー源です。やみくもに糖質を抜いてしまうと、体は入ってきた糖質を貴重なものととらえ、脂肪としてため込もうとするのだとか。次いで体内の栄養バランスが崩れ、体が甘いものや添加物を欲するようになるといいます。

そもそも人生後半戦の女性がエネルギー不足に陥ると何が起こるか、想像できますよね。痩せる前に老けてしまうのですよ。

戸田さん
本書の「黄金バランス」を試した戸田さんのビフォーアフター
老けないためにはたんぱく質、コラーゲン!筋肉がつけば代謝がアップ!というたんぱく質推しのあなた。「たんぱく質が体内で筋肉になれる量は、実は決まっている」のです。

本書によると「たんぱく質の1日の摂取推奨量は50g(18歳以上の女性)」。ただし、お肉を50g食べたからといって、50gのたんぱく質が摂れるわけではありません。お肉の場合は「重量の約20%が、たんぱく質の摂取量」。でも、たんぱく質はごはんやパン、野菜や乳製品にも含まれているのです。

本書を読んでいると、栄養素は「太る」「痩せる」という単純な分け方はできないというのを痛感します。絶妙なバランスで、私達の心身を作り上げているのです。