間近でうず潮を観察できる「うずしおクルーズ」や、『万葉集』にも登場する風光明媚な「慶野松原」、阪神淡路大震災によって露出した断層を見学できる「北淡震災記念公園」など、シニア世代におすすめの、淡路島の観光スポットをご紹介します。

1.うずしおクルーズ

南あわじ市の福良港から出航するクルーズ船。約60分かけて鳴門海峡のうず潮発生ポイントを巡り、大鳴門橋を潜って港へと戻ってきます。

潮汐によってうず潮のサイズや発生のしやすさが異なり、春と秋に訪れる大潮の時には、なんと直径20mもの大きさのうず潮が発生することも!うず潮のすぐ近くを船が航行するので、迫力も満点です。なおクルーズ船は冷暖房完備の客室も備えた大型船で、揺れも少なく安心して乗船できます。

うずしおクルーズでは毎年ホームページでうず潮見頃カレンダーを公開しているので、ぜひ発生の期待度が高い日を目掛けて乗船してみてください。

2.慶野松原

南あわじ市の播磨灘に沿って、距離にして約2.5km、数にして約5万本の黒松が生い茂る景勝地。7世紀後半〜8世紀後半に編纂された『万葉集』にも登場する、古くから知られる観光名所で、1928年(昭和3年)には国の名勝にも指定されています。

「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕日の名所なので、晴れた日には日没にあわせて訪れるのもおすすめです。

3.北淡震災記念公園

1995年(平成7年)に発生した兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)によって露出した「野島断層」のうち、約140mあまりを保存・展示する施設。地震による地形の変化を間近で見学することができ、大地震の脅威を体感できます。

また「地震に強い家」として公開されているのが、断層の真横に建っていながら、ほとんど壊れなかったという一戸建ての家屋。塀や台所など、震災発生直後の様子をそのまま再現しています。

4.淡路人形座

南あわじ市にある人形浄瑠璃の劇場。国の重要無形民俗文化財にも指定されている、500年を超える歴史を持つ伝統芸能“淡路人形浄瑠璃”を鑑賞できる、今では唯一の常設劇場です。

上演前に座員によるお芝居のあらすじ紹介や、人形の仕組み・操り方の解説もあり、浄瑠璃が初めての方でも楽しく鑑賞できます。また一部公演には、観劇前に舞台の裏側を見学できる「バックステージツアー」も含まれており、舞台の仕掛けや演目に登場する人形達を見学できます。