今回までに、はずきさん、ヨウコさん、そしてマユの母親であるカヨ。おおよそ同年代の3人の女性の歴史が紐解かれました。はずきさんは元egg系のギャルだったカヨを「バカ」と呼びました。バカだから、マユみたいな不幸な子が産まれてしまった。ですが、はずきさんが余裕で医学部に通れるくらい頭がよかったら、彼女自身もここまでつらい人生ではなかった。性別の話だけじゃないんですよね。はずきさんも、医学部落ちまくるようなバカじゃなきゃ、もう少しマシな人生だった。それを自覚してるから、この状況が許せない。

 第2話で、NPOの代表である舞ちゃんは言いました。

「私にとって、社会は平等じゃないから、虚しくないんです」

 なんだかすごい話になってきたなぁ、と思います。とりあえず今回は、なんだかすごい話になってきたなぁとだけ言っておきます。あと、割を食うのはいつも女なんだよなぁとか。

(文=どらまっ子AKIちゃん)