◆自分の不甲斐なさが勉強になった

劇場版「マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿」
――今回の『劇場版マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』は、後者の即興性が要求される作品だと思いますが、撮影を経て何か改めての学びや気づきはありましたか?

ひとり:特になかったです(笑)。ただ、推理能力に関して言うと、自分の不甲斐なさは勉強になりました。本当にこういうの苦手なんだなと。なんならちょっと得意なんじゃないかと思ってたんですけど、こういう謎解き系は全然分かんなかったですね。しかも、あのキャラクター的に一発で正解に行くって感じじゃないので、難しかったです。

理想を言うと、この『劇場版マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』では、本当は台本があったんじゃないかなっていうくらいの見事なアドリブと、最後の答え知ってたんじゃないの? って言われるくらいの名推理。この両方をやっぱり叩き出したいですよね。せっかく出るからには。

――名探偵でキメたかった?

ひとり:最後はやっぱり古畑任三郎バリの名推理を独白でやったらそれは気持ちいいでしょうね。で、それを当然みんなやろうとしたんですよ。でも本当にみんなズタボロで、推理内容もダメだし。頭の中整理されてないから、もう噛み噛みだし、見せられたもんじゃなかったですけど(笑)。編集にだいぶ助けられている感じです。