樹木希林の出演映画一覧

それでは、過去に樹木希林さんが出演した映画作品についてご紹介していきます!

「殿方御用心」(1966年)

樹木希林さん初の映画出演作が「殿方御用心」で、倉石松子役を演じています。この時樹木希林さんは23歳で、これからの女優人生の先駆けとなった作品となります。

「三匹の狸」(1966年)

同年に放映された映画「三匹の狸」も有名です。「狸」になぞらえた登場人物たちの群像劇で、その中で樹木希林さんは主要キャストの一人であるみどり役を演じています。

「続・酔いどれ博士」(1966年)

「続・酔いどれ博士」では物語の鍵となる小説家志望の少女・フミコ役を演じています。裏社会に関わっていく主人公と、それに巻き込まれるフミコのストーリーの展開は必見です。

「湖の琴」(1966年)

水上勉著の小説を原作とした映画作品「湖の琴」でも、樹木希林さんは出演しています。小説同様北海道を舞台にした作品で、そのおよそ45年後となる2011年にDVD当作のDVDが発売されました。

「旅路」(1967年)

11月12日公開の映画「旅路」は佐久間良子さん主演で、その中で樹木希林さんは室伏千枝役を演じています。

「続大奥(秘)物語」(1967年)

「続大奥(秘)物語」は前作の大ヒットにより作られた続編作で、その中で樹木希林さんは大奥の女性のひとりであるあや役を演じています。大奥と将軍の愛欲塗れる世界が描かれた作品です。

「尼寺(秘)物語」(1968年)

「大奥(秘)物語」と字面は似ていますが、こちらは打って変わって尼寺を舞台とした作品です。ですが、尼僧たちの恋愛や男性との関わりが描かれた作品として、合わせて見てみるのも良いですね。

「兄貴の恋人」(1968年)

加山雄三さん主演の映画「兄貴の恋人」では、早苗役を演じています。こちらの映画も非常に人気があったことから、2年後には夏木陽介さん主演でテレビドラマにリメイクされています。

「コント55号と水前寺清子の神様の恋人」(1968年)

人気お笑い芸人コント55号がプロデュースする映画シリーズのひとつ「コント55号と水前寺清子の神様の恋人」にも樹木希林さんは山上愛子役として出演しています。

「クレージーの大爆発 」(1969年)

「クレージーの大爆発 」はクレージーキャッツが主演を務めるコメディ映画で、ミュージカル調のストーリー演出も話題となりました。その中で樹木希林さんは立花房子役を演じています。

「男はつらいよ フーテンの寅」(1970年)

大人気映画シリーズ「男はつらいよ」の第3弾「男はつらいよ フーテンの寅」では、渥美清さん演じる主人公が旅に出た先の旅館の中居役を演じています。

「縁結び旅行」(1970年)

旅客列車をテーマとした作品「縁結び旅行」では、旅と恋愛が物語の主軸となっており、その中で描かれるすれ違いの恋模様は当時非常に話題となりました。

「ママいつまでも生きてね」(1970年)

「ママいつまでも生きてね」では小児がんに立ち向かう親子の様子が描かれ、その中で樹木希林さんは作中の病院に働く看護師役を演じました。

「不良番長 口から出まかせ」(1970年)

梅宮辰夫さん主演の映画「不良番長 口から出まかせ」は「不良番長」シリーズの第10作で、その中で樹木希林さんはエキストラとして映画中に出演しています。

「谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座」(1971年)

漫画原作のドラマ「谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座」では永井シゲ子役を演じています。原作をオマージュしたオリジナルストーリーとなっており、原作とともに楽しむことができます。

「喜劇 夜光族」(1971年)

夜の銀座を舞台とした映画「喜劇 夜光族」は、夜の街を明るく生きる紳士とホステスがテーマとなっており、その中で樹木希林さんは夜の銀座で働く女性のひとり・テツ子を演じています。

「あゝ声なき友」(1972年)

「あゝ声なき友」は終戦後の兵士たちを描いた社会派映画です。その中で樹木希林さんは作中に登場する温泉宿の女中役を演じています。

「赤ちょうちん」(1974年)

「赤ちょうちん」は高岡健二さん主演の映画で、引っ越しを繰り返す新婚夫婦と、引っ越し先での人間関係が描かれており、樹木希林さんは3回目の引っ越し先のアパートの大家役を演じています。

「悪名縄張り荒らし」(1974年)

「悪名」シリーズの一作「悪名縄張り荒らし」は百姓を勘当された主人公が喧嘩に明け暮れる生活を描いた作品です。その中で樹木希林さんは吉村クニ子役を演じています。

「あばよダチ公」(1974年)

松田優作さんが主演を務めた映画作品「あばよダチ公」では、松田優作さんの姉・美津子役。徐々に俳優界で頭角を現していく樹木希林さんの様子がよくわかります。

「蔵王絶唱」(1974年)

教師と生徒の禁断の恋愛をテーマとした映画「蔵王絶唱」も必見です。その中で樹木希林さんは時田いま子役を演じており、そのストーリー展開も必見です。

「炎の肖像」(1974年)

沢田研二さんの初主演作にもなった映画「炎の肖像」も必見です。沢田研二さんが「ジュリー」と呼ばれるきっかけにもなった作品でもあります。

「告訴せず」(1975年)

松本清張著の小説が原作となった映画「告訴せず」。その中で樹木希林さんはメインキャストの一人である木谷春子役を演じています。

「まむしと青大将」(1975年)

菅原文太さん主演の映画「まむしと青大将」では松川きく役を演じています。「まむし」シリーズの連続作品ということもあり、当時非常に人気が高い作品でもありました。

「ザ・ドリフターズのカモだ!御用だ!」(1975年)

ドリスターズ監督作品シリーズの中の一作「ザ・ドリフターズのカモだ!御用だ!」でも樹木希林さんは撮影に参加されています。ドリフターズ作品では樹木希林さん2作目の出演となります。

「ピーターソンの鳥」(1976年)

渋谷のレコードショップを舞台とした恋愛映画「ピーターソンの鳥」も必見です。少女との出会いをきっかけにトラブルに巻き込まれていく主人公の姿は、いま現在見ても見応えのある作品となっています。

「エデンの海」(1976年)

若杉慧著の小説が原作となった映画「エデンの海」は山口百恵さんが主演を務めており、その中で樹木希林さんは「お筆っあん」役を演じています。

「サチコの幸」(1976年)

三浦リカさん演じる薄幸少女サチコの青春を描いた「サチコの幸」では、サチコの友人であり同僚として働くモモエ役を演じています。女社会の友情物語としても必見です。

「女教師」(1977年)

日活ロマンポルノ映画のひとつ「女教師」では、強姦事件から殺人事件へと発展していく激動の映画として知られており、その中で樹木希林さんは教職員組合の役員である横山百合子役を演じています。

「あすも夕やけ」(1977年)

「あすも夕やけ」は小さな子供たちの関わりと成長を描いた作品で、その中に登場する子供の母親役として出演しています。

「はなれ瞽女おりん」(1977年)

水上勉原作小説の映画「はなれ瞽女おりん」では、主人公おりんを演じる岩下志麻さんの同僚役を演じています。こちらは非常に話題の作品となり、日本アカデミー書やブルーリボン賞をそうなめにした作品にもなっています。

「ワニと鸚鵡とオットセイ」(1977年)

「ワニと鸚鵡とオットセイ」はとあるサーカス団の騒動を描いた作品で、その中で樹木希林さんはヒロイン役であるメリーを演じています。サーカスのオットセイの世話係としての役どころは必見です。

「トラック野郎・突撃一番星」(1978年)

「トラック野郎」シリーズの第7弾「トラック野郎・突撃一番星」では、主要キャストの一人である石部スミ役を演じています。主役である菅原文太さんへ思いを寄せる姿に注目です!

「総長の首」(1979年)

菅原文太さん主演映画「総長の首」は、実際に起こった事件を題材にしており、その中で樹木希林さんは作中に登場するお好み焼き屋の女将役を演じています。

「金田一耕助の冒険」(1979年)

横溝正史著の小説が原作となった映画「金田一耕助の冒険」。コメディタッチで描かれたサスペンス映画で、その中で樹木希林さんは物語の重要人物であるたね役を演じています。

「神様のくれた赤ん坊」(1979年)

「神様のくれた赤ん坊」は1957年に放映された映画のリメイク作となっており、置き去りにされた子供の親を探す旅映画として描かれています。作中で樹木希林さんは、子供の親の代理として子供を連れてくる女性の役どころを演じています。

「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)

数々の映画賞を受賞した映画「ツィゴイネルワイゼン」も必見です。あるレコードに関わる人物たちの群像劇となっており、その中で樹木希林さんはキミ役を演じています。

「看護婦のオヤジがんばる」(1980年)

「看護婦のオヤジがんばる」は看護師の夫の生活を描いたコメディ作品で、この時代には珍しく妻が大黒柱となった様子を描いています。

「土佐の一本釣り」(1980年)

漫画原作の映画「土佐の一本釣り」は「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」との同時上映作品として放映されました。その中で樹木希林さんはふき役を演じています。

「帰ってきた若大将」(1981年)

加山雄三主演作品「帰ってきた若大将」は多くのファンから愛されている人気シリーズで、その第18弾にて樹木希林さんは出演されています。

「野菊の墓」(1981年)

伊藤左千夫の小説を原作とした映画「野菊の墓」は松田聖子さんの初主演映画としても知られています。こちらの映画で樹木希林さんは監督から大抜擢されてキャスティングされました。

「転校生」(1982年、松竹)

山中恒の児童文学作品が原作の映画「転校生」はある学校の生徒と転校生の関わりを描いた作品で、樹木希林さんは主人公である一夫の母親役を演じています。

「刑事物語」(1982年)

「刑事物語」は5作に渡って放映された人気シリーズで、樹木希林さんは第1作に登場する刑事課庶務の矢代スミ役を演じています。

「三等高校生」(1982年)

野村義男さん主演映画「三等高校生」では、主要キャストのひとりである竹久みち子役を演じています。当映画は当時人気の俳優を数多く起用していることはもちろん、ジャニー喜多川さんが制作に関わっていることも話題となりました。

「天城越え」(1983年)

松本清張の短編小説を題材とした映画「天城越え」は、原作からその当時の時代背景に合ったものにアレンジされており、その中で樹木希林さんは石橋蓮司さんとの夫婦役を演じています。

「ふるさと」(1983年)

ダム建設と対立する農村の村人や学校の様子を描いた映画「ふるさと」も、多くの賞を受賞した人気作品です。

「クララ白書・少女隊PHOON」(1985年)

「クララ白書・少女隊PHOON」は人気小説シリーズを原作とした映画で、安原麗子さんが主演です。その中で樹木希林さんは原作には登場しない役柄ミスター・アン役を演じています。

「カポネ大いに泣く」(1985年)

小説原作の映画「カポネ大いに泣く」は萩原健一さん主演。沢田研二さんや田中裕子さんなど、当時非常に人気のあった俳優を起用された中、樹木希林さんもメインキャストの一人として参加しています。

「さびしんぼう」(1985年)

「さびしんぼう」は少年の恋を描いた作品で、その中で樹木希林さんは主人公の少年の母親の同級生役を演じています。

「夢千代日記」(1985年)

「夢千代日記」は吉永小百合さん主演のNHKドラマが先駆けで、その後映画か・舞台化もされています。その映画版で樹木希林さんは主人公が女将を務める置屋の芸者役を演じています。

「俺たちの行進曲」(1985年)※劇場未公開

「俺たちの行進曲」は劇場未公開作品ではありますが、映画として撮影され、その数年後にテレビ放送がされました。

「玄海つれづれ節」(1986年)

「玄海つれづれ節」は吉永小百合さん演じる女性が周囲に支えられながら生きる半生を描いた映画作品です。

「春駒のうた」(1986年)

不登校の少年が主人公の映画「春駒のうた」も必見です。宮川ひろ著の小説が原作となっており、教師と少年、双方の苦悩が描かれています。

「郷愁」(1988年)

同じく少年が主人公の映画「郷愁」はATG映画脚本賞に入選した作品でもあります。今作品で樹木希林さんはミネ役を演じています。

「つる ー鶴ー」(1988年)

吉永小百合さんの記念すべき映画出演100本目の作品でもある「つる ー鶴ー」。その中で樹木希林さんはメインキャストのひとりである由良役を演じています。

「風の又三郎 ガラスのマント」(1989年)

宮沢賢治の有名短編小説が原作となった「風の又三郎 ガラスのマント」は非常に人気が高く、配給収入も非常に高い作品です。

「ドンマイ」(1990年)

下町の弱小少年野球チームの活躍を描いた映画「ドンマイ」でも樹木希林さんは出演されています。桃井かおりさんの少年の母親役も必見です。

「大誘拐 〜Rainbow kids〜」(1991年、東宝)

和歌山県を舞台とした小説「大誘拐 〜Rainbow kids〜」は北林谷栄さんが主演です。非常に評価が高いミステリー小説が原作となっており、樹木希林さんはその中で中村くら役を演じています。

「リトル・シンドバッド 小さな冒険者たち」(1991年)

「リトル・シンドバッド 小さな冒険者たち」も小説原作の映画です。日本とサウジアラビアの共同制作作品で、その中で樹木希林さんはみち子の母親役を演じています。

「戦争と青春」(1991年)

太平洋戦争をテーマとした映画作品「戦争と青春」では、小野木悦子役を演じています。回想シーンを白黒、現代のシーンをカラーで撮影する当時ならではの演出も必見です。

「いつかギラギラする日」(1992年)

萩原健一さん主演のアクション映画「いつかギラギラする日」。派手なアクションシーンは非常に手が込んでおり、そのことも人気の一因となりました。

「ザ・中学教師」(1992年)

校内の問題を冷静に解決していく中学教師の姿を描いた作品「ザ・中学教師」は、当時学校教育の現場でも話題になった作品です。その中で樹木希林さんは竹田安子役を演じています。

「夢の女」(1993年)

侍の娘から娼婦に転じた主人公を描いた映画作品「夢の女」も非常に人気です。明治後期の時代に落とし込んだシンデレラストーリーは必見です。

「REX 恐竜物語」(1993年)

当時非常に人気の高買った映画「REX 恐竜物語」も必見です。興行収入の記録は2002年の「ロード・オブ・ザ・リング」まで抜かれることはなく、その後脚本は漫画化・絵本化もされています。

「さくら」(1994年)

小説原作の紀行映画「さくら」では、篠田三郎さん演じる主人公の姉役を樹木希林さんが演じています。

「RAMPO」(1994年)

「RAMPO」は江戸川乱歩生誕100周年を記念して公開された映画で、ミステリーとファンタジーを掛け合わせた世界観は必見です。

「時の輝き」(1995年)

ティーンズ文庫を原作とした恋愛映画「時の輝き」では、看護学校を舞台とした作品で、樹木希林さんは作中に登場する女性・永島役を演じています。

「三たびの海峡」(1995年)

吉川英治文学新人賞を受賞した小説が原作となった映画「三たびの海峡」も非常に人気です。この映画により、主演の三國連太郎さんは日本アカデミー賞最優秀主演男優賞も受賞しています。

「微笑みを抱きしめて」(1996年)

「微笑みを抱きしめて」は父親がガンに侵された一家を描いたドラマで、病をきっかけに家族が成長していく姿が描かれています。

「美味しんぼ」(1996年)

人気グルメ漫画が原作となった実写映画「美味しんぼ」も非常に人気です。その中で樹木希林さんは作中でも登場する女性・トメ役を演じています。

「恋と花火と観覧車」(1997年)

長塚京三さんと松嶋菜々子さんのラブコメ映画「恋と花火と観覧車」は秋元や牛さん原作です。その中で樹木希林さんは三田さなえ役を演じています。

「必殺始末人」(1997年)

「必殺」シリーズの続編として公開された「必殺始末人」は田原俊彦さん主演。4人存在する「始末人」のひとりを樹木希林さんが演じています。

「マグニチュード」(1997年)

大地震から巻き起こる人間関係や消防隊の活躍を描いた「マグニチュード」。その中でも樹木希林さんは撮影に参加されています。

「39 刑法第三十九条」(1999年)

心神喪失により処罰を免れられることに対し、問題提起した社会は映画「39 刑法第三十九条」も話題です。鈴木京香さん主演の映画で、その中で樹木希林さんは長村時雨役を演じています。