多くの投資家に認知されているものの、あまり取り組まれていないのが金投資です。金は安全資産といわれており、投資成績を安定させる効果があります。金投資は年会費無料で、少額で始められる楽天証券がおすすめです。

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金投資とは

金投資とは、金を購入してその値動きによって利益を得る投資手法です。金は基本的に、需給バランスによって価格が変動します。

私たちが普段使っている「紙幣」はただの「紙」であり、価値はほとんどありません。「紙幣」の価値を支えているのは政府です。政府の信用がなくなれば、「紙幣」の価値もなくなります。

一方で金には実体があって、人は金そのものに価値を感じています。延べ棒(金地金)やコイン(金貨)をイメージするとわかりやすいでしょう。そのため、金は「安全資産」として多くの投資家から注目されています。

楽天証券の金投資の特徴

金投資は、楽天証券で行うことをおすすめします。楽天証券の金投資には、以下のような特徴があります。

1. 毎月1,000円から積立ができる
2. 年会費・手数料が0円
3. すべての取引がオンラインで完結

特徴①:毎月1,000円から積立ができる

「金を購入するには、まとまった資金が必要」と思っている人もいるかもしれません。しかし楽天証券では、金を毎月1,000円という少額で定期的に購入できるのです。

また楽天証券では、一定のグラム数の金を購入する定量積立もできます。価格に関わらず、例えば毎月3gの金を購入できるということです。定量積立は、他の証券会社にはありません。

特徴②:年会費・手数料が0円

楽天証券の金投資では、年会費と売却手数料がかかりません。

通常、実店舗やオンラインストアで金を購入する場合は、年会費がかかります。例えば、金販売を手がける大手企業の三菱マテリアルでは、880円の年会費が必要です。

楽天証券では、金を売却するときに手数料はかかりませんが、購入時には税金を含めて購入代金の1.5%の手数料(税別)がかかります。とはいえ、「超割コース」という手数料割引コースを選択すると、取引手数料の1%がポイントバックされるようです。

特徴③:すべての取引がオンラインで完結

金は、「実店舗に足を運んで購入する必要がある」と思っている方が少なくありません。

しかし楽天証券なら、金投資はすべてオンラインで完結します。積立投資の設定から価格のチェック、売買手続きまでスマホやパソコンでできるのです。

以上のように、楽天証券ではスマホからいつでもどこでも、低コストで金投資ができます。

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楽天証券で金投資をする2つの方法

金投資には、大きく分けて以下の2つの方法があります。

1. 純金購入
2. 投資信託・ETF

それぞれ確認していきましょう。

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純金購入

楽天証券で純金を購入する手順は、以下のとおりです。

1. 「債券・他の商品」をクリック
2. 「金・プラチナ」をクリック
3. 「注文」
4. 「スポット取引(購入・売却・注文照会・取消)」

Webページから「金・プラチナ」を選択すると、以下のような画面になります。

金の「買い注文」を選択すると、以下のような画面になります。

「買い」を選んで、金額を入力してください。

最後に取引条件を確認して、暗証番号を入力すれば購入完了です。

(引用元:楽天証券金・プラチナ取引の取引デモ:スポット買い注文

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投資信託・ETF

金の値動きに連動する投資信託やETFを購入することで、金を購入するのと同じ投資効果を得られます。

楽天証券で投資信託を購入する手順は、以下のとおりです。

1. Webページから「投資信託」をクリック
2. 購入したい銘柄を探す
3. 買い注文

まずは、購入したい投資信託の銘柄を探しましょう。
現時点(2020年11月)で、楽天証券で取り扱っている金に連動する投資信託には、以下のようなものがあるので、参考にしてください。

購入したい銘柄を決めたら、以下のように購入金額を設定して確認ボタンをクリックします。

内容を確認したら、暗証番号を入力して注文ボタンをクリックします。

(引用元:楽天証券はじめて投資信託を買うには?

金投資における楽天証券とその他の証券会社とのサービス比較

楽天証券と、その他の金投資ができる証券会社や販売店との比較を次の表にまとめました。

証券会社・
販売店
楽天証券 SBI証券 マネックス証券 田中貴金属工業 三菱マテリアル
年会費 0円 0円 0円 1,100円(税込) 880円
買付手数料 2.5% 2.2% 1.5% 1.5~2.5% 0~31円
売却手数料 0円 0円 0円 0円 0円
購入単位 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000~3,000円

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おさらい!金投資の種類を確認しよう

金投資には、いくつかの種類があります。ここでは、以下の4種類について解説します。

1. 純金積立
2. 純金スポット購入
3. 金関連の投資信託
4. 金ETF

種類①:純金積立

純金積立は、金地金や金貨といった実物の金を定期的に購入していく投資手法です。

積立方法には、以下の2種類があります。

1. 定額積立
2. 定量積立

定額積立は、毎月一定額の金を購入することです。価格が安いときは多くの金を購入でき、高いときは少量を購入することになります。価格設定を自分で行えるので、無理なく続けられるのがメリットです。

定量積立とは、毎月一定量の金を購入することです。価格変動によって購入金額は毎月変わりますが、欲しい量の金を確実に購入できます。

種類②:純金スポット購入

純金スポット購入は、定期的に購入するのではなく、購入したいタイミングで金を購入する方法です。金の価格変動に合わせて柔軟に売買できるので、利益が出ているタイミングで売却すれば、すぐに利益を確定できます。ただし、価格が下がったとき売ると損をしてしまうので、注意しましょう。

種類③:金関連の投資信託

投資信託とは、不特定多数の投資家から資金を募り、運用のプロがその資金をもとに株式や債券、不動産などの資産や銘柄に投資する金融商品です。

金関連の投資信託には、2種類あります。

1. 金の価格変動に連動する投資信託
2. 金の他に株式や債券、不動産などの資産にも投資している投資信託

「金の価格変動に連動する投資信託」は実物の金を購入するのとほぼ同じですが、投資信託で保有するメリットは以下のとおりです。

・100円から購入できることがある
- 手数料がかからない、または安い場合がある
- ネットで取引できるため実物よりの売却が簡単

「金の他に株式や債券、不動産などの資産にも投資している投資信託」は分散投資になっているため、損失リスクが少ない傾向があります。

種類④:金ETF

ETFは上場投資信託といい、特徴は投資信託とほとんど変わりません。最大の違いは、金ETFは市場価格ですぐに売買できることです。

投資信託は、売買の注文をしてから1~2日後に契約が確定するため、その間に金の価格が変動していたら、購入できる口数が変わってしまうのです。

一方でETFは証券取引所で活発に売買が行われているため、投資家は売買したいタイミングで注文を出せば、すぐに取引が成立します。

金投資のメリット

金投資には、以下のようなメリットがあります。

1. 信用リスクがない
2. 価値の基準が世界共通
3. 社会不安やインフレに強い

メリット①:信用リスクがない

信用リスクとは、国や企業などが破綻したり業績不振になったりしたときに、利息や分配金、元本を受け取れなくなるリスクのことです。

金投資には、信用リスクがありません。なぜなら、金には以下のような特徴があるからです。

・実物がある
- 希少性が高い
- 腐敗しない
- 世界中で価値が認められ取引されている

株式や債券には実体がないため、企業や政府が破綻すれば価値がゼロになります。

一方で金は実体があり、劣化もしないので、価値がなくなることはまずありません。

例えば不動産は、欲しい人もいればいらない人もいるため、人によって価値が変わります。

しかし、金の価値は世界の誰もが認めています。そのため金は、価格が下がることはあっても価値がなくなることはありません。

金を持っていれば、天変地異が起きても資産を守れる可能性が高いといえます。

メリット②:価値の基準が世界共通

金にはメリット①で紹介したような特徴があるため、世界中で流通しています。価値の基準も同じであるため、いつでも売買できるのです。

例えば株式は、人によって価値が異なります。A社の株式に魅力を感じる人もいれば、他の株式に魅力を感じる人もいます。A社の株式に魅力を感じない人には、株式を売れません。

しかし金は世界のどこでも、誰にとっても価値が同じなので、取引相手が見つからないことがないのです。

メリット③:社会不安やインフレに強い

金はテロや戦争、金融危機などの社会不安やインフレに強いです。

インフレとは、モノやサービスの価格が上がってお金の価値が下がること。金もモノなので、インフレによって価格が上がる可能性があるのです。

金が社会不安に強い理由は、世界的に安全資産だと考えられているからです。

社会不安になると株価や不動産価格が下がったり、通貨の信用が落ちたりします。すると人々は安全資産である金を購入して、自分の資産が減るリスクを下げようとします。これによって金の需要が高まり、価格の上昇につながるのです。

金投資の税金

金投資で利益が出た場合は譲渡所得となり、所得税の対象になります。譲渡所得の所得額の計算方法は、以下のように短期と長期で異なります。

【短期譲渡所得(購入日から5年以下で売却)の所得額の計算式】
売却価格-(取得価額+譲渡費用)-特別控除50万円

【長期譲渡所得(購入日から5年を超えた分の売却)の所得額の計算式】
{売却価格-(取得価額+譲渡費用)-特別控除50万円}×1/2

購入してから5年を超えた分の譲渡所得額は1/2になるので、節税につながります。

低コストで安全資産を購入したいなら楽天証券の金投資がおすすめ!

金は世界的に安全資産と考えられており、資産を守るのにうってつけです。楽天証券では、金を購入するのに年会費がかからず、手数料も割安になっていてオンラインから簡単に始められます。金投資に興味のある方は、楽天証券で始めることをおすすめします。

文・魚住剛司
大学卒業後、大手生命保険会社に入社。個人への保険営業と資産運用コンサルティング業務に従事し金融・資産運用の基礎を学ぶ。1年間でお金や投資についての本を100冊以上読破し、資産を10倍以上に増やす。その経験を活かして初心者向けの資産運用方法など、お金についての情報発信を開始。現在は、金融専門のライターとして活動している。FP2級を保有。

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