◆②ご機嫌フードで空気作りを
→根性論を強いるよりも、精神を安定させる
次に、子どもの成績が上がらないときに、親が深刻に小難しく考えることをやめてみましょう。
特に子どもが小学校低学年の頃の学力差は純粋に学習量によるところが大きいですから、取り戻しは可能。高学年や中学生になっても、情緒的にプレッシャーや激励を与えるより、なるべく冷静に子どもに寄り添い、建設的に共感や理解をしてあげることの方が有効です。
まずは好きなことや得意科目に向かっているときの子ども機嫌や気分を観察してみてください。そしてその空気感をイメージしながら、子どもがご機嫌になるような食べ物を用意してみましょう。
我が子にとってはメロンパンがそれにあたります。私も小さな頃からパンが大好きで、食卓に珍しいパンが置いてあるとウキウキしたことを覚えています。
子ども2人を東大に合格させた母が強調していた言葉があります。
「親の不安は子どもに伝染してしまうの。だからとにかく親がどーんと構えていることが、子どもが能力を発揮するためには一番大事なのよ」
学力が伸び悩んでいる時ほど、親が心の余裕を持つことは、子どもの精神安定にも少しずつ効果をもたらしてくれます。