◆子どもがつまずいたとき、食べ物は言葉よりも力になることがある

 栄養学的に考えた場合、子どもの成長に効果的な食べ物は多く存在し、さまざまな研究データが日々アップデートされています。特にスポーツにおいては身体作りに直結する大事なテーマ。正しい情報を得て実践サポートすることは有意義でしょう。

 しかしながら、もう少し力を抜いて考えてみたとき、「〇〇を食べたから成績が上がる、能力があがる」ということばかりに注力してしまうことで、子どもの心を置き去りにしてしまう可能性があります。

 世間の情報も大事ではありますが、目の前にいる我が子の個性をしっかり理解してあげられているか、今一度確認してみるのも無駄な時間にはなりません。

 食べものは時として、「がんばって」という言葉以上にパワーを与えてくれることがあり、ここではあえて「一度力を抜いて、食べ物でリフレッシュしませんか?」という意味を込めてご提案をさせていただきたいのです。

 それでは具体的に、幼少期の私が力を最大限発揮するために、親が実践してくれたこと。そして私が親になって小学生の子どもに喜ばれているおやつについてエピソードとともに紹介していきたいと思います。