◆上野、林ともに語った映画が描く社会問題

 映画公開日近くで、上野は『徹子の部屋』に、林はNHKの『ニュースLIVEゆう5時』にそれぞれ出ていたが、上野はこの映画を「かなり社会派なもの」と捉え、林も現代社会に誰もが抱えている問題を描いていると語っていた。

 スクリーンに映る風景は、令和の現代となにも変わりない。見たことのある日本の街の風景が広がっている。が、物語のなかの日本は惑星難民Xとの共存が課題となっている。

 いまの世界と違うようで、どこか近い、そんな不思議な世界の物語だ。

<文/木俣冬>

『隣人X -疑惑の彼女-』

ハピネットファントム・スタジオ

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